大阪で「空飛ぶクルマ」実現へ 10月実証実験開始 関西電力、SkyDriveら | EnergyShift

脱炭素を面白く

EnergyShift(エナジーシフト)
EnergyShift(エナジーシフト)

大阪で「空飛ぶクルマ」実現へ 10月実証実験開始 関西電力、SkyDriveら

大阪で「空飛ぶクルマ」実現へ 10月実証実験開始 関西電力、SkyDriveら

2021年08月31日

8月27日、関西電力は、大阪府が行う「空飛ぶクルマの実現に向けた実証実験」に参画することを発表した。大阪ベイエリアでの「エアタクシーサービス」の社会実装を目指す。

協業するのは同社の他、空飛ぶクルマの機体メーカーのSkyDrive、大林組、近鉄グループホールディングス、東京海上日動火災保険の計5社で、2021年10月に実証実験の実施を予定している。

空飛ぶクルマは、電動化、完全自律の自動操縦、垂直離着陸が大きな特徴だ。都市部でのタクシーサービス、離島や山間部の新たな移動手段、災害時の救急搬送などにつながるものとして期待されている。

本事業は、大阪府が27日に発表した「令和3年度 新エネルギー産業 電池関連 創出事業補助金『空飛ぶクルマの実現に向けた実証実験』編」に採択されている。府は、2020年11月に、「空の移動革命」の実現に向けた取組みを加速させるため、具体的かつ実践的な協議や活動の核となる「空の移動革命社会実装大阪ラウンドテーブル」を設立している。

今回の「エアタクシーサービス」における調査概要としては、まず大阪ベイエリアで、ドローンによる海上飛行実演及びマーケティング調査を実施。その後、ポート候補地に地域住民を招待し、アンケートやインタビュー調査を行うというもの。さらに以下の3つを実施し、空飛ぶクルマの社会受容状況を確認し、将来的な事業の可能性を検証する。

  1. ドローンによる海上飛行実証
  2. 空飛ぶクルマのコンセプト機体の展示
  3. 空飛ぶクルマ周辺技術(ポート建設、充電・エネルギー関連等)の展示及び検証

関電は、ドローン海上飛行を通じて、バッテリー消費量の分析を行い、最適な充電方法を検討する。

移動や物流に大革命をもたらす未来に、期待が高まっている。

EnergyShift編集部
EnergyShift編集部

EnergyShift編集部

ニュースの最新記事