47都道府県の脱炭素に向けた目標の“差”を見える化 “いびつ”な日本地図『 脱炭素列島 』 をWWFが公開 | EnergyShift

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47都道府県の脱炭素に向けた目標の“差”を見える化 “いびつ”な日本地図『 脱炭素列島 』 をWWFが公開

47都道府県の脱炭素に向けた目標の“差”を見える化 “いびつ”な日本地図『 脱炭素列島 』 をWWFが公開

2021年06月30日

公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWF ジャパン)は、6月の「環境月間」に合わせ、地球温暖化の深刻な影響を抑える上で欠かせない「 2050年脱炭素社会の実現」を日本全体で達成すべく、特設サイト『脱炭素列島』を公開した。

脱炭素列島では47都道府県の脱炭素に向けた目標を6段階にレベル分け。その“地域格差”を、目標レベルが低い都道府県ほど、面積が肥大化した、“いびつ”な日本地図『脱炭素列島』として表現した。

各都道府県ページでは、地元や現在居住している都道府県の脱炭素目標を知ることができるほか、地域での脱炭素化に対して応援の意思表示ができるアクションボタンを用意している。

脱炭素社会実現には自治体のリーダーシップが大きな役割を果たす

脱炭素社会の実現には、地域における自治体のリーダーシップが大きな役割を果たすことが求められる。「2050年脱炭素」を宣言する自治体も増えているが、中期目標である2030年の削減目標が不十分な自治体や、「2050年脱炭素」を宣言していない自治体もあり、自治体が策定する目標には大きな地域差が生じている。

生活者に、各地域の現状を知り、地域での脱炭素化に対して応援の意思表示をすることで、日本各地での脱炭素化の後押しができないかという思いで、特設サイト『脱炭素列島』は公開された。

いびつな日本地図は、脱炭素に向けた差の表れ !?
地元の未来を守るためにアクションを!

『脱炭素列島』サイトでは、2050年脱炭素宣言の有無と、2030年までの温室効果ガス排出量削減目標をもとに、47都道府県を6段階にレベル分け、目標レベルが低い都道府県ほど、面積が肥大化した、“いびつ”な日本地図として表現されている。

各都道府県ページでは、世界で取り組みが進まない場合の都道府県の未来図とともに、都道府県の目標を紹介。「地域の脱炭素化を応援する」アクションボタンも用意されている。応援クリックでキャンペーンに参加するだけでなく、SNSシェアなどで家族や地元の友人など周りの人に伝えることも、地域の脱炭素化を促進させるアクションになる。

また、サイト内では、自治体の方が活用できるプラットフォームや情報なども掲載していくとのことだ。

脱炭素列島目標レベル一覧
脱炭素列島では、2021年4月23日時点の各自治体の、2013年度比での2030年度の温室効果ガス排出量削減目標、2050年ゼロカーボン宣言を元に、各都道府県がレベル分けされている。
一覧は、2022年春頃の計画状況を反映しアップデートされる予定。WWFが作成。

EnergyShift編集部
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