シナネン、オフサイトPPAによるグリーン電力供給スキームを共同構築 今秋めどに1MWの非FIT太陽光発電所を運開 | EnergyShift

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シナネン、オフサイトPPAによるグリーン電力供給スキームを共同構築 今秋めどに1MWの非FIT太陽光発電所を運開

シナネン、オフサイトPPAによるグリーン電力供給スキームを共同構築 今秋めどに1MWの非FIT太陽光発電所を運開

EnergyShift編集部
2021/04/05

石油製品の販売、再生可能エネルギー投資、電力販売などを手がけるシナネンは4月5日、再エネの導入・調達ソリューションを提供するクリーンエナジーコネクトと提携し、FIT(再生可能エネルギー固定価格買取制度)に依存しない非FITの太陽光発電所を活用したバーチャルコーポレートPPAによる新たなビジネスモデル展開を共同構築すると発表した。

非FIT太陽光発電所を活用したグリーン電力を供給

バーチャルコーポレートPPA(Power Purchase Agreement:電力購入契約)とは、企業が太陽光や風力などの電力を発電事業者から直接、長期に購入する契約だ。海外の大手IT企業で採用されている調達方法で、日本国内の環境先進企業からも次の再エネ調達手段として注目されている。

シナネンとクリーンエナジーコネクトは、国内でのバーチャルコーポレートPPAの展開において、現状の電気事業法と照らし合わせ、関係各所と調整の上、最適な提供スキームを構築すべく、提供準備を進めている。

今回のバーチャルコーポレートPPAの提供により、企業側は新規の再エネプロジェクトの創出に貢献でき、既存の火力発電所からの電力供給を減らすことができるため、持続可能な経営を目指すための効果的な気候変動対策ができるだけでなく、バーチャルコーポレートPPAの契約により、卸電力市場の高騰に左右されることなく、ファイナンス面でも安定した契約として再エネを調達することが可能になるとしている。

シナネンは非化石証書トラッキング実証実験に参画するなど、実質再エネ100%の電気を供給する事業を展開してきた。今回のクリーンエナジーコネクトとの提携により、シナネンは非FIT太陽光発電所から直接電気を調達し、環境意識の高い顧客に電力と環境価値を供給する新たな事業スキームの提供が可能になったとする。

また、クリーンエナジーコネクトは、シナネンの有する販売網を通じて、より幅広い顧客への電力供給が可能になるという。両社による新たなスキームの提供により、環境先進企業がFITに依存せずとも、バーチャルコーポレートPPAによって再エネ電力の調達をできるよう支援していく方針だ。

2025年度末までに100MWの非FIT発電所の確保目指す

バーチャルコーポレートPPAによる一般提供に先駆けて、シナネンは第一弾として、クリーンエナジーコネクトが東京電力パワーグリッド管轄内に投資・建設・所有予定の非FIT太陽光発電所から、電力および環境価値を調達し、自社の旧本社ビルにてトライアル導入を行う。

その後、非FIT太陽光発電所の具体的な発電データ等を用いて安定的な電力供給が可能か、リスク評価を行った上で、バーチャルコーポレートPPAの提供先となる法人顧客を選定し、グリーン電力の利用スキームを提供する予定だ。

なお、2021年度秋にはクリーンエナジーコネクトがシナネン向けに計1MWクラスに相当する複数の非FIT太陽光発電所の運転開始を予定している。

さらにシナネンとしては、2025年度末までに、クリーンエナジーコネクト開発案件を含め、少なくとも計100MW程度の非FIT太陽光発電所と契約し、企業とのバーチャルコーポレートPPA成約を推進していく計画を掲げている。