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旭化成、脱炭素を強化 水素など新たな事業創出ねらう

旭化成、脱炭素を強化 水素など新たな事業創出ねらう

EnergyShift編集部
2021年05月25日

日本でも100社あまりの企業が、2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする目標を掲げるなか、大手化学メーカーの旭化成は、脱炭素に関連する事業創出に向け取り組みを強化する。

旭化成は5月25日、2050年の脱炭素化を目指し、2030年までに自社グループが排出する温室効果ガスを2013年度比で30%以上削減する、新たな目標をまとめた。

同社では今年4月、新たな社内組織「グリーンソリューションプロジェクト」を発足させており、脱炭素への取り組みを強化するとともに、新事業創出も目指す。

旭化成では、次世代エネルギーとして期待される水素やアンモニア製造や、CO2の回収、化学品原料としての再利用などの技術開発などに取り組む。さらに世界的に普及が進むEV(電気自動車)需要を取り込むため、リチウムイオン蓄電池向けセパレータ事業の生産能力も拡大させる。

従来は複数部署に分かれていた脱炭素に関連する事業を集約することで、新たな事業創出につなげる考えだ。

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