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環境省、温室効果ガス排出量を公表、コロナ禍による影響も?

環境省、温室効果ガス排出量を公表、コロナ禍による影響も?

2021年12月13日

環境省は12月10日、2020年度の温室効果ガスの総排出量(速報値)を公表した。二酸化炭素(CO2)換算で11億4,900万トン、前年度より5.1%(6,200万トン)減り、7年連続の減少となった。排出量の計算を始めた1990年度以降、3番目に大きい減り幅だった(図)。コロナ禍による経済活動の停滞が主な要因という。

図:温室効果ガス総排出量


出所:環境省

部門別では、運輸部門のCO2排出量が過去最小となる1億8,500万トン、前年度⽐10.2%(2,100万トン)減り、産業部門が同8.3%(3,200万トン)減った。いずれも新型コロナウイルスのまん延で経済活動が停滞し、交通量が減少したことなどが要因と見られる。また、家庭部門は同4.9%(790万トン)増えた。コロナ禍による巣ごもりの影響が大きいとみられている。

2013年度比では18.4%減。政府が掲げる2030年度に46%削減(2013年度比)する目標に向けては開きがあり、到達には程遠い。

 

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