1月11日、日本自動車輸入組合(JAIA)は2021年の外国メーカー社産の輸入車販売台数が、前年比1.4%増の25万9,752台だったことを発表した(前年は25万6,096台)。
さらに、動力別では電気自動車(EV)が同2.7倍の8,610台となり、過去最多を更新したこともわかっている。全体におけるEVの割合は3.3%となる。
中でも、米テスラを含む「その他」の台数が前年比2.8倍の5,232台となっており、輸入EVの一大勢力となった。同社は、2021年に主力モデルの「モデル3」を大幅値下げしている。
テスラ以外にも独メルセデス・ベンツ、ポルシェ、仏プジョーなどのEVも日本に輸入されている。ベンツは、EV以外の自動車も含めた自動車輸入台数が全体の一位であったが、昨年から9%減の5万1,722台となった。同2位はBMWの3万5,905台(前年比1%増)、3位はフォルクスワーゲンの3万5,215台(前年比4%減)で、輸入車市場におけるドイツ車のブランド力が光った形となった。
中でもフォルクスワーゲンは15車種以上のEVを販売する、世界有数のEV推進派だ。輸入車のブランド力がEV導入を後押しするか、といった中で、昨年生じた世界的な半導体不足が、その伸び率に待ったをかけた。
実際、全体で見ても前年比でプラスとなったEV輸入だが、伸び方は鈍化傾向にあるとのこと。自動車産業における半導体不足の早期解消が望まれるところだ。
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