三菱商事、CO2回収の排出枠売買に参入 スイス社と協業 脱炭素社会実現に向けて | EnergyShift

脱炭素を面白く

EnergyShift(エナジーシフト)
EnergyShift(エナジーシフト)

三菱商事、CO2回収の排出枠売買に参入 スイス社と協業 脱炭素社会実現に向けて

三菱商事、CO2回収の排出枠売買に参入 スイス社と協業 脱炭素社会実現に向けて

EnergyShift編集部
2021年05月13日

三菱商事はCO2の排出枠の売買事業に参入する。世界最大手のCO2排出枠販売会社であるスイスのサウス・ポールと共同で、大気中などにあるCO2を回収して貯留や再利用するCCUS事業を対象に、CCUS技術を持つ企業と排出枠を購入したい企業をマッチングさせる。2021年度中の事業化を目指している。

大気中にあるCO2を回収し貯留、あるいはコンクリートなどの原料として再利用するCCUS技術は、脱炭素社会実現に向けて、重要な技術とされている。しかし、本格的な社会実装にはさらなる技術革新とともにコスト低減が課題となっている。

三菱商事はサウス・ポールと共同で、CCUS事業者が生み出すCO2排出枠を開発。その排出枠を脱炭素に取り組む企業に販売することで、その収益の一部をCCUS事業者に提供するというもの。資金を循環させることによって、CCUS事業を早期に社会実装させたい考えだ。

関連記事:South Pole Group:カーボンマーケットを活用し、温室効果ガス削減を支える

ニュースの最新記事