11月16日、ビッグローブ(BIGLOBE)は、X1Studioとともに、クラウドとAIを活用したビルのCO2排出量削減ソリューションに参入すると発表した。
同社は同日、ビルの空調に関わる電気量を削減することができる「クラウド型空調自動制御ソリューション」の提供も開始した。
クラウド型空調自動制御ソリューションは、管理システム「BRAINBOX AI」を導入することで実現。ビルに既存する「BEMS」という電気やガスなどエネルギーの使用状況の「見える化」や分析、自動制御など、全般的なエネルギーマネジメントを可能にするシステムに取りつけることで、AIが空調を管理し、空調に係る電気代を平均で25%削減できる。
また、BEMSと外気温や天候などの外部データを組み合わせて、AIにより最適な空調にコントロールするという。
BRAINBOX AIが活用可能なのは、BEMSが設置されており、空調が集中管理されている大きな建物で、特にオフィスビル、ホテル、病院、大学、商業施設などで効果が見込まれている。
また、BRAINBOX AIは削減額をシェアする「ESCOモデル」となっており、本機器を使用しなかった場合の電気代をアルゴリズムから算出することが可能。導入にあたっての機器代や導入費用などは不要で、利用者は利用料としてBRAINBOX AIによって削減できた電気代の半額を支払うだけで、省エネ・コスト削減が実現できるという。
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