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米大手電力会社が公共バスのPPAによる太陽光発電充電で協力

米大手電力会社が公共バスのPPAによる太陽光発電充電で協力

2021年5月26日、米国の大手電力会社Duke EnergyグループのDuke Energy Sustainable Solutionsは、バスやトラックなどの電気自動車の充電管理プロバイダであるAMPLY Powerと協力していることを公表した。

米国では、公共交通機関がゼロエミッションの目標を達成するためにバスの電動化を検討しているが、コストがかかり、建設に時間がかかることが導入の妨げになっている。このようなニーズに応えるため、AMPLY PowerはDuke Energy Sustainable Solutionsと協力し、バス電化製品を拡大している。

拡大している電気バスは、パンタグラフを使って充電する方式。蓄電池を搭載したトロリーバスといったイメージだ。電源としては、PPAによる太陽光発電を利用している。充電管理についてはAMPLY Powerが担当。再生可能エネルギーを活用しながら充電コストを削減するしくみだ。

サービスには次のような設備、サポートがふくまれている。具体的には、屋根に設置するパンタグラフ向けのEV充電インフラ、ソーラーカーポート、およびAMPLYのCharging-as-a-Serviceサポートモデルだ。AMPLYは、クラウドベースのシステム設計からローカルサイトコントローラーの設置まで、すべての車両充電ニーズをエンド・ツー・エンドで引き受けることで、車両のEVへの移行を簡素化している。

AMPLYが独自に開発したバックエンド・ソフトウェアOMEGA™と運用方法により、公共および民間の車両拠点での充電やその他のエネルギー使用を最適化することで、車両は光熱費を削減することができるようになる。このプロセスでは、既存の電気容量を最大限に活用し、コストのかかる光熱費のアップグレードを可能な限り回避するしくみだ。

AMPLY PowerとDuke Energy Sustainable Solutionsは、小規模な車両拠点に建設・設置された後、商業用太陽光発電業界で一般的な資金調達モデルであるPPAを介して、太陽光発電による充電とメンテナンスの運営を行う。太陽光発電と充電の契約期間は20年から25年で、初期投資なしで固定料金での電力供給が可能だという。

車両のパンタグラフへの充電システムは、今年3月にカリフォルニア州ランカスターで行われた実証実験でフィールドテストが行われた。このデモンストレーションでは、頭上充電を装備したBYD社のK9トランジットバスと、Schunk Transit Systems社のSLS 301パンタグラフ式DC急速充電器が使用されている。

AMPLYのCEOであるVic Shao氏は、この日、開催されたクリーン経済のメディア・イベント企業Greenbizのバーチャルカンファレンス「VERGE Electrify」において、この新しいソリューションを紹介している。

今回の協力にあたって、AMPLY Power社のCEOであるVic Shao氏は「ソーラーPPAと充電管理は、フリートオペレーターにとって、電気自動車がディーゼル車と比較してすでに実現しているコスト削減効果を倍増させるのに役立ちます。交通機関が架線式充電システムの開発コストに悩んでいるのを目の当たりにして、このユニークなソリューションを開発しました。軽油の価格とは異なり、電気料金は1日中大きく変動し、時には400%もの変動があります。これでは "市場のタイミング" を計ることができず、電気自動車の節約分が消えてしまう可能性があります。当社は、間接充電と固定電力料金を組み合わせることで、車両の電気代を予測可能にし、高額な料金にさらされる機会を減らすお手伝いをしています」と述べている。

Duke Energy Sustainable Solutionsの成長戦略担当マネージング・ディレクターであるDan Alcombright氏は、「AMPLY社とのコラボレーションは、充電器付きソーラーカーポートに留まりません。私たちは、車両がゼロエミッション目標を達成することをサポートするとともに、オペレーションに回復力を取り入れ、充電にかかるエネルギーコストを削減することを約束します」と述べている。

AMPLY Powerは、米国の複数の交通機関と提携し、電気自動車への移行をサポートしている他、最近では、California Mobility Centerと協力して、カリフォルニア州全体の車両の電化への移行を加速させており、また、2021年Global Cleantech 100に2年連続で選出されている。

EnergyShift編集部
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