9月1日、三菱UFJ銀行、NTTアノードエナジー、大阪ガスらによって、再生可能エネルギーに投資するファンドの創設に向けた新会社「Zエナジー株式会社」が設立された。出資したのは三菱UFJら3社のほか、三菱重工業や東京海上日動火災保険、ゆうちょ銀行、常陽銀行、百五銀行、三菱総合研究所の6社。計9社がパートナーとなって出資とともにファンドの設立から運営の支援までを担う。
主な投資対象は太陽光発電を中心としたFIT(固定価格買い取り制度)の案件で、年内に300億円のファンドを第1号として立ち上げる予定だ。10年以内には個人投資家も取り込んだ3,000億円規模のファンドを設立する方針。
ファンドの全体像は、再エネ電力を「つくる」だけでなく、パートナー各社および関係先で再エネ電力を「つかう」ところまでを一貫して行うことで、再エネの普及に貢献することを目指すという。
新会社の社長にはスペイン系の太陽光開発・運営会社X-Elio(エクセリオ)日本法人の元社長、安岡克己氏が就任する。
CO2削減に向けた取り組みはますます加速しており、各社の再生可能エネルギーの市場構築に向けたアプローチがいま求められている。
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