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ミュンヘンモーターショー2021開催 各メーカーEVに注力

ミュンヘンモーターショー2021開催 各メーカーEVに注力

2021年09月07日

9月7日、ドイツのミュンヘンで「ミュンヘンモーターショー2021(IAA Mobility 2021)」が開催され、多くの自動車メーカーがコンセプトカーなどの新情報を一斉に発表した。

BMWは「リサイクル材第一主義(Secondary first)」を掲げ、リサイクル材から構成したコンセプトカー「i Vision Circular」を発表した。この車両自体も100%リサイクルできる構成になっている。同社は自動車開発におけるリサイクル材の使用率を現状の約30%から今後は50%に徐々に高めるという。2025年以降に投入する新型車では、鉄鋼やプラスチック、アルミニウムなどのリサイクル材の採用を大幅に増やすなど、新品材よりもリサイクル材の採用を優先する考えを打ち出した。

ダイムラーは、今回の展示会でメルセデス・ベンツブランドの新型電気自動車(EV)4車種を公開した。オフロードタイプのSUV(多目的スポーツ車)「Gクラス」にもEVを投入するという。

同社は2025年以降に発売する「メルセデス・ベンツ」ブランドの新型車をすべてEVにする予定。

フォルクスワーゲン(VW)は、2025年に小型のEVを市場投入すると発表した。都市部での利用を想定した車両で、価格を2万ユーロ(約260万円)まで抑えている。

また、同社は今回の発表会で、2025年にドイツで自動運転車の商用サービスを始めることも発表した。米フォード・モーターと共同出資している自動運転開発会社、米アルゴAIと共同で開発した車両を約100台投入し、乗り合いタクシーとして事業化するという。

このように今回発表された情報を見ると、各メーカーEVに力を入れている印象だ。

また、今回の展示会はコロナ禍で行われたことも影響し、トヨタ自動車や日産自動車など日本の大手メーカーは軒並み参加を見送っている。

EnergyShift編集部
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