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東京ガス、カーボンニュートラル都市ガス導入 国内最大規模

東京ガス、カーボンニュートラル都市ガス導入 国内最大規模

2021年10月19日

10月18日、東京ガスと丸の内熱供給(株)は、丸の内熱供給が運営するすべての地域冷暖房プラントで使用する都市ガスの全量を、カーボンニュートラル都市ガス(CN都市ガス)に切り替えることに合意したと発表した。

今回のCN都市ガス導入は国内最大規模で、年間約3,400万m3、CO2削減量は年間約97,000tとなる。これは、一般家庭約9万世帯分の都市ガス使用量に相当するという。

供給は11月1日からで、大手町地区、丸の内一丁目地区、丸の内二丁目地区、有楽町地区、内幸町地区、青山地区の計6地区に供給する。

エリア内で78棟18駅14施設に熱供給を実施しているが、今回、運営するすべてのエリアの地域冷暖房プラントで使用する都市ガスの全量をCN都市ガスに切替えると、エリア全体に供給する都市ガス由来のCO2は実質ゼロとなる。

今回供給されるCN都市ガスは、東京ガスがロイヤル・ダッチ・シェルのグループから調達したカーボンニュートラルの液化天然ガス(LNG)を活用している。このカーボンニュートラルのしくみとしては、天然ガスの採掘から燃焼に至るまでに出るCO2を、植林支援によるCO2吸収などで得たクレジットで相殺しており、CO2排出量を実質ゼロとみなすというものだ。

EnergyShift編集部
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