エシカルという言葉を耳にする機会が増えてきました。なんとなく「地球や社会に良いこと」という理解はあっても、「つまりどういうこと?何をすればいいの?」という方が多いのではないでしょうか。
今回は、エシカルの言葉の意味や、エシカル商品の例までご紹介していきます。大切な人への贈り物に、地球環境や社会貢献に繋がるギフトを選んでみてはいかがでしょうか。
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エシカルとは英語で、直訳すると「倫理的な」という意味です。今ひとつ釈然としないかもしれませんが、一般的に「人や地球環境、社会、地域に配慮した考え方や行動のこと」を指します。地域の活性化や雇用なども含む、人や地球環境、社会に配慮した消費やサービスのことを「エシカル消費」、またそのような商品のことを「エシカル商品」と言います。
エシカル消費につながる行動は、私たちの身近なところにたくさんあります。マイバッグを持参することや食べ残しを減らすこともそうですが、大切な人への贈り物を選ぶ際にも、その商品がどのようにして生産されたのかという視点で選んでみてはいかがでしょうか。
『はじめての体験を最高のものにする』をコンセプトに、子ども用品を展開しています。素材には、とうもろこしのデンプンに乳酸を加えてつくる“ポリ乳酸樹脂”(PLA)を使用し、子どもにとって安心・安全をカタチにしました。PLAは有害物質が出ることなく地球に還り、土壌や大気に影響を与えません。
また、子どもが触れるところはひとつひとつ職人さんが厳しい目で検査しながら手作業で丸くしていきます。食器をつくる特許技術が第7回ものづくり日本大賞 内閣総理大臣賞を受賞しました。
植物と共に生きるボタニカルライフスタイルブランドBOTANISTは、ヴィーガンライフを選択する人々の気持ちに寄り添い、植物の恵みを活かしたこだわりのアイテムを生み出しました。さまざまな植物由来原料をバランスよく配合し、動物性原料を一切使用しない商品を開発しています。
また、CO2削減が期待できるバイオプラスチック原料のパッケージを採用しており、人間だけでなく、環境にも配慮しています。
https://botanistofficial.com/shop/default.aspx
「樹木との共存」をテーマに、まるで森の中で深呼吸しているかのような香りが印象的なスキンケア商品を提供しています。自然環境に畏敬を表し、原材料の調達は自然を破壊しない方法を積極的に採用。合成着色料を使わず製品の90%以上を自然由来の素材を用いています。
また、自然環境への配慮として、パッケージに使用する一部プラスチック容器にはバイオPETを、ガラス容器にはリサイクルガラスを採用。そして外箱には適正管理された森林木材による製品であることが証明されたFSC森林認証紙を使用しています。
https://www.baumjapan.com/baum/index.html
鮮やかで明るいカラーや魅力的な柄がプリントされた繰り返し使えるコーヒーカップです。カップ本体は、バンブーファイバー(竹の繊維)、トウモロコシ繊維、コーンスターチ、アミノ酸由来の樹脂などから出来ています。人体への有害性が指摘されているBPA、BPS、フタル酸エステルは含まれておりません。ホットドリンクに対応した設計のホルダーや蓋は、シリコンで出来ており暖かい飲み物も持ち運びができます。
99%天然由来成分で作られたジェルタイプの歯磨き粉です。天然ミネラル成分「ケイ素(清掃剤)」、九州産のオーガニックの「ヨモギ葉エキス(湿潤剤)」、天然由来成分の「ヒノキチオール(保存剤)」「褐藻エキス(湿潤剤)」を配合。天然成分「ステビア」の甘みと、エッセンシャルオイルの「チョウジ油」と「ハッカ油」のフレッシュな香りで、すっきり爽やかに仕上がります。
オーガニック製品でありながら、ホワイトニングや口臭、歯石、虫歯予防などの歯磨き粉としての効能を実現しています。
マスターミネラルは、洗浄、除菌、消臭、環境改善など、様々な効果を強力に発揮する、全く新しい清浄剤です。太古地層の高濃度ミネラルと植物抽出物のみで作られており、100%天然のため完全無害で、どなたでも安心して、どんなものにでも効果を強力に発揮します。
ガスコンロや換気扇など汚れのひどい所から食器洗いまで、あらゆる油脂汚れにおすすめ。タンパク質汚れにも効果があり、汗染みや血液といった強力な汚れの除去のほか、お風呂やトイレの掃除にもお使いいただけます。
これまでは価格や性能ばかりに目が向いていましたが、ブランドポリシーや、その商品がどのようにして生産されたのかという視点で商品を選ぶことことは、持続可能な社会の実現に向けた有効な手段です。
贈る側も受け取る側も、これにより地球環境や社会貢献に繋がると考えると、より幸せな気持ちになるのではないでしょうか。
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