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オーガニック認証マーク

こんなにあるの!?オーガニック認証マーク

EnergyShift編集部
2021年11月08日

化学合成農薬を使用しないオーガニックは、身体に優しいことはもちろん、水質汚染や土壌汚染、大気汚染から環境を守り、自然環境と生態系を支えています。

今回は、厳しい基準を満たしたオーガニック製品であることを証明する「認証マーク」をご紹介します。

オーガニック認証について

日本では、農林水産省に認可された登録認定機関に申請し、検査をクリアした商品は「オーガニック(有機)」であることを表示できます。認証を受けていないものを「オーガニック」と名乗ることは処罰の対象になります。

他にも、世界中に数多くの認証機関が存在しています。有機食品の市場規模が大きいヨーロッパや北米では、どの認定機関が認証したものかという基準で商品を選ぶ消費者がたくさんいます。

各国の主なオーガニック認証マーク

有機JASマーク

有機JASマーク

JAS法(日本農林規格等に関する法律)に基づいた、農・林・水・畜産物およびその加工品の品質保証の規格です。日本国内で取り扱う有機農産物・有機加工食品・有機畜産物・有機肥料においては、登録認証機関の検査による有機JAS認証が必要になります。

USDA(ユーエスディーエー)

USDA(ユーエスディーエー)

米国農務省が定めるオーガニック食品基準で、日本の「有機JAS」に相当します。全成分の95%以上が有機栽培からなる原料でつくられた製品でなければ認められないなど、世界で最も厳しい認証といわれています。

ECOCERT(エコサート)認証

ECOCERT(エコサート)認証

ECOCERTは、フランスのトゥールーズを本拠地に置く国際有機認証機関です。オーガニックコスメにおける世界最大規模の認証機関として、最も信頼が高く厳格な機関と認知されています。95%が天然原料であることなど、厳しい基準を設けています。

ユーロリーフ認証

ユーロリーフ認証

EUの有機農業規則に従って生産された農産物であることを証明するマーク。加工品においては原料の95%以上がオーガニックであることを証明するものです。欧州旗の象徴でもある12個の星、葉の形、緑色のユーロリーフは、欧州と自然の融合をイメージしています。

GOTS(ゴッツ)

GOTS(ゴッツ)

有機栽培の原料を使用して加工・流通されたことを示すマーク。糸、生地、衣類などの繊維製品が対象。製品が日本に届くまでに関わる全ての工程で、オーガニックコットン商品であることを表します。

OCSオーガニック認証

OCSオーガニック認証

原料から最終製品までの履歴を追跡し、オーガニックコットンを含む製品の製造・管理等に対する認証です。5%以上のオーガニック原料を含む製品に該当する「OCS Blended」(画像右)、95%以上のオーガニック原料を含む製品に該当する「OCS 100」(画像左)の2 種類があります。

CCPB認証

CCPB認証

イタリア農業食料森林省の承認を受け、有機生産の農業食品と非食品の検査・管理を行う認証機関。EOCC(ヨーロッパ有機認証機関評議会)とIFOAM(国際有機農業運動連盟)と提携しており、日本農林水産省の有機JAS登録外国認定機関となっています。

CORオーガニック認証

CORオーガニック認証

95%以上の有機含有量を有し、カナダの有機制度Canadian Organic Regime(COR)に基づいて与えられます。日本の有機JAS制度とカナダのCOR制度は、両国の有機制度が同等であると相互に認めています。

おわりに

近年叫ばれている地球温暖化などの環境問題は、私たちの身近なところでも進行を遅らせることができます。これからの時代、商品を選ぶ際に「どのような原料・成分が使われているのか」「どの種類の認証マークがついているのか」という視点で商品を選択する人が増えることを求められています。

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