近年、飲食店やスーパーの食料品売り場で「大豆ミート」と呼ばれる食品を見かける機会が増えてきています。ここでは、大豆ミートとはどのような食品なのかをはじめ、初心者にも簡単につくることができるレシピをご紹介します。
大豆ミートとは、お肉を一切使用しない植物性の加工食品です。大豆の油分を搾油して、加熱加圧・高温乾燥することで、まるでお肉のような味や食感が楽しめます。乾燥タイプ・レトルトタイプ・冷凍タイプがあり、調理方法に応じて選べるようになっています。
これまでは、ビーガンやベジタリアンといった菜食主義者に重宝されてきました。しかし近年では、健康意識の高まりや環境への配慮から、より幅広い層から関心を集めています。スーパーやコンビニのような身近な場所でも手軽に購入できるようになったり、大手ファーストフードチェーン店でも大豆ミートを使用した商品が発売されています。
社会課題への取り組みの一環として、大手ファーストフードチェーン店でも販売されている、パティに大豆ミートを使用したハンバーガー。ジャンクフードの代名詞といえるハンバーガーが、低カロリーで食べられます。健康を気にしている方も、これなら気兼ねなく摂取できます。
【材料(2人分)】
・バンズ:2セット
・レタス:お好みで
・大豆ミート:50g
・Aパン粉:大さじ2
・A牛乳:大さじ2
・A溶き卵:卵1つ分
・A塩・胡椒:適量
・A片栗粉:小さじ量
・ケチャップ:適量
・ソース:適量
【作り方】
ひき肉の代わりに大豆ミートをトマト缶などの具材と煮込むことで、まるでお肉のような食感を味わうことができます。お好みでオレガノやバジルを加えると、より本格的な味に仕上がります。ミートソースはスパゲッティの他にも、ごはんに乗せてドリアにしても楽しめます。
【材料】
・大豆ミート:50g
・玉ねぎ:1/2個
・植物性油:大さじ1
・カットトマト缶:1/2缶
・おろしにんにく:適量
・A水:200ml
・Aコンソメ顆粒:大さじ2
・A砂糖:大さじ1
・塩・胡椒:適量
・スパゲッティ:2人分
【作り方】
程よい弾力のある大豆ミートは食感がよく、いつもの味付けをして揚げるだけで、ジューシーでお肉のような味わいに。生肉と比べると火の通りが早いので、通常よりも少ない油で揚げ焼きにすることもできます。乾燥タイプの大豆ミートを戻したあと、しっかりと水気を切ることにより、よく味がしみ込みます。
【材料】
・大豆ミート:100g
・Aしょうゆ:大さじ3
・A料理酒:大さじ1
・Aみりん:大さじ1
・Aおろししょうが:小さじ1
・Aおろしにんにく:小さじ1
・片栗粉:適量
・植物性油:適量
【作り方】
大豆ミートは、畜産業が抱える環境問題の解決につながるとして注目を集めています。今回ご紹介したレシピはどれも馴染み深い料理で、初心者にも簡単にチャレンジしていただけるのではないでしょうか。この記事を参考に、身体と地球に優しい大豆ミート料理を楽しんでみてください。
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