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水素で伸びる企業はどこだ? 川崎重工、ENEOS、千代田化工建設、大林組が挑む大量生産・大量輸送 水素まとめその1(つくる・はこぶ)

2021年12月01日

あらゆるところで生産できる水素 大量輸送できれば経済成長も

水素はあらゆるところで生産できるため、大量に輸送できるようになれば脱炭素とともに、経済成長が見込める分野だ。日本では水素を第2のLNGに位置づける動きもある。経産省も、液化水素などの世界的なサプライチェーンの構築などに向け、最大3,000億円をグリーンイノベーション基金で予算化した。日本企業が持つ技術で世界をリードしたい考えだ。

日本の再エネは欧州などに比べまだ高い。そのため国内におけるグリーン水素製造は厳しいのが現状だ。だが、液化水素運搬船のような日本の優位性を生かしきれば、海外から安い水素を調達するだけでなく、280兆円以上とされる世界の水素市場を取り込むことができるかもしれない。

日本企業が世界の水素市場を席巻できるかどうか、その開発動向に注目が集まっている。

藤村朋弘
藤村朋弘

2009年より太陽光発電の取材活動に携わり、 その後、日本の電力システム改革や再生可能エネルギー全般まで、取材活動をひろげている。

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