当たり前だが、家のエネルギー自給率が上がる。
従来の5kWの太陽光搭載の家だと自給率は25%程度だったが、このモデルだと、もちろん雨天を考慮すると100%まではいかないが、73%まで自給率をあげることができる、とセキスイハイムはしている。
さらに、一年のうちおよそ半年はほぼ太陽光だけでエネルギーを賄えると試算している。
当然、脱炭素にも寄与する。家のエネルギー自給率が上がれば、家の消費電力がソーラー由来となり、CO2を削減できる。もちろん、直接的にCO2排出は減るのだが、ソーラー由来の電力が余れば、その余剰分を売電することになる。つまり、CO2を排出しないソーラー由来の電力が、自分たち以外の家庭などで使われることになり、社会全体のCO2排出削減にも貢献すると考えられるわけだ。
こうしたロジックをセキスイハイムは構成しており、CO2排出量の観点でいうと、従来のソーラー住宅(太陽光5kW、蓄電池5kWh搭載の ZEH)の場合、調理・家電を含めると、CO2排出量がプラスになるという。それに対し、『新GREENMODEL』はマイナス約1,060kg-CO2/年。これは杉の木約75本が年間に吸収する CO2に相当する。つまり、この家を建てれば建てるほど世の中のCO2削減につながるという格好になる。
ちなみに、自宅で消費する電力のうち、どのくらいを ソーラーで賄っているかは、「スマートハイムナビ」のグリーンメーターでリアルタイムに確認することができ、地球環境にやさしい暮らしを実感できる、ともしている。
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