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東証、新市場区分の選択結果を公表 プライム市場の企業にはより高水準な気候変動対応が求められる

東証、新市場区分の選択結果を公表 プライム市場の企業にはより高水準な気候変動対応が求められる

2022年01月11日

2022年1月11日、株式会社東京証券取引所は、上場会社による新市場区分の選択結果を公表した。

東証は、2022年4月4日(月)に、現在の市場区分を「プライム市場」、「スタンダード市場」、「グロース市場」の3つの新しい市場区分に再編する。

プライム市場は、世界経済をリードしてゆく企業、スタンダード市場は、日本経済の中核を成してゆく企業、グロース市場は、新たな挑戦を重ねてゆく企業が上場することを想定した市場区分で、それぞれのコンセプトに基づいた上場基準を設けている。

今回の市場再編は昨年のCGコード(コーポレート・ガバナンス・コード)改訂とも連動しており、TCFD、または同等の枠組みにおける気候変動リスクの情報開示が各市場に求められる。特にプライム市場にはより高水準の気候変動対応とリスク情報開示が求められており、脱炭素社会の構築という意味でも注目されている。

この市場区分再編は、上場会社の持続的な成長と中長期的な企業価値向上を支え、国内外の多様な投資者から高い支持を得られる魅力的な市場を提供することが目的。

東証では新市場区分への移行に向け、2021年9月から12月まで、上場会社から新市場区分の選択申請を受け付けていたが、今回その結果をJPXウェブサイトに掲載した。

選択期間内に選択申請を行わなかった上場会社については、市場第一部、市場第二部及びJASDAQスタンダードの上場会社はスタンダード市場、マザーズ及びJASDAQグロースの上場会社はグロース市場を選択したものとみなし、選択結果を掲載している。

なお、2022年1月11日以後に新規上場する会社の新市場区分の選択結果については、上場日の15時30分(予定)に追加掲載する予定。

 

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EnergyShift編集部
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