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三菱重工、火力発電から脱炭素事業に転換 不振が続く子会社を統合

三菱重工、火力発電から脱炭素事業に転換 不振が続く子会社を統合

EnergyShift編集部
2021年05月13日

三菱重工業は不振が続く火力発電システム子会社の三菱パワーを10月1日づけで統合する。世界で脱炭素の動きが加速しており、火力発電事業を主力としてきた三菱パワーの業績は悪化。2021年3月期に7,549億円の売り上げを計上したが、42億円の赤字となっていた。

三菱重工の泉澤清次社長は5月10日の決算発表会で、「石炭火力の需要は縮小が見込まれており、脱炭素化を踏まえた体制に移行する」と説明した。具体的には、燃やしても二酸化炭素を出さない水素やアンモニアを使った火力発電の技術を開発し、2025年までに水素、アンモニアを燃料にしたガスタービンの商用化を目指すとしている。

また、稼働済みの火力発電設備の低炭素化に向け、改造案件を獲得するとともにサービス力も強化する。

関連記事:三菱重工 世界初アンモニア焚き4万kW級ガスタービンシステムの開発に着手

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