中国電力グループは2021年2月26日、カーボンニュートラルに向けた長期的な方向性を明確化するとともに、取り組みを加速させ、「2050年カーボンニュートラル」に挑戦すると表明した。
国連によるSDGsの採択やESG投資の動きに加え、昨年(2020年)、日本政府が「2050年カーボンニュートラル」を宣言し、脱炭素社会の実現に向けて大きく舵を切る中、地球温暖化問題における企業の取り組みに対する社会からの要請はより一層高まっている。
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中国電力では、これまでエネルギー事業者として、再生可能エネルギーの開発を積極的に進めるとともに、大崎クールジェンプロジェクトにおける石炭火力発電所から排出されるCO2分離回収の実証試験、水島発電所でのアンモニア混焼試験など、CO2排出削減に向けた技術の開発・導入に取り組んできた。
また、中国電力グループ経営ビジョン「エネルギアチェンジ2030」においても、重要課題として「気候変動の緩和」を設定し、地球環境問題への貢献に向け取り組んでいくことも掲げている。ビジョンの達成に向け、着実に取り組みを進めるとともに、その先にある「2050年カーボンニュートラル」を見据え、ロードマップの具体化等の検討を行っていくという。
中国電力グループは、エネルギー供給を通じた脱炭素社会の実現と地域の発展、およびカーボンニュートラルに向けた技術の開発に取り組み、これからも持続的な社会の実現に挑戦していくという。
2050年カーボンニュートラルへ向けたロードマップ
*1 コスト低減や技術開発等の進捗により、実用可能と判断したものから順次活用していく。また、2050年時点で発電所から排出されるCO2はカーボンオフセット技術等を活用。 *2 グループ全体として国内外での取り組みにより達成を目指す 中国電力資料より
中国電力プレスリリース:中国電力グループ「2050年カーボンニュートラル」への挑戦~脱炭素社会の実現に向けたギアチェンジ~ 2021.2.26
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