脱炭素など、環境分野に資金の使途を限った「グリーンボンド」と呼ばれる社債の発行が日本でも拡大している。大和証券などは6月1日、住友商事子会社でIT事業などを手がけるSCSKが発行した50億円のグリーンボンドを引き受けると発表した。
「グリーンボンド」は、脱炭素など地球温暖化対策や環境保護の一環として、環境分野に資金の使途を限って、資金調達をするための債券だ。日本でも、グリーンボンドを発行する企業や自治体が増加している。
住友商事子会社のSCSKは、IT事業のほか、古くなったEV(電気自動車)向け蓄電池の再利用に向け、蓄電池の劣化監視・分析などを手がけている。
大和証券、野村證券、SMBC日興証券3社は6月1日、SCSKが発行したグリーンボンドを50億円で引き受けると発表した。
SCSKでは、調達した資金を省エネ化による環境配慮型データセンターの建設、改修、取得などに充てる予定だ。
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