環境分野限定の債券「グリーンボンド」、日本でも発行広がる 大和証券など50億円引き受け | EnergyShift

脱炭素を面白く

EnergyShift(エナジーシフト)
EnergyShift(エナジーシフト)

環境分野限定の債券「グリーンボンド」、日本でも発行広がる 大和証券など50億円引き受け

環境分野限定の債券「グリーンボンド」、日本でも発行広がる 大和証券など50億円引き受け

2021年06月02日

脱炭素など、環境分野に資金の使途を限った「グリーンボンド」と呼ばれる社債の発行が日本でも拡大している。大和証券などは6月1日、住友商事子会社でIT事業などを手がけるSCSKが発行した50億円のグリーンボンドを引き受けると発表した。

「グリーンボンド」は、脱炭素など地球温暖化対策や環境保護の一環として、環境分野に資金の使途を限って、資金調達をするための債券だ。日本でも、グリーンボンドを発行する企業や自治体が増加している。

住友商事子会社のSCSKは、IT事業のほか、古くなったEV(電気自動車)向け蓄電池の再利用に向け、蓄電池の劣化監視・分析などを手がけている。

大和証券、野村證券、SMBC日興証券3社は6月1日、SCSKが発行したグリーンボンドを50億円で引き受けると発表した。

SCSKでは、調達した資金を省エネ化による環境配慮型データセンターの建設、改修、取得などに充てる予定だ。

関連記事
蓄電池の運用・劣化監視をGoogle Cloudで 住友商事グループ、リユース電池拡大に向け
Apple、過去5年間のグリーンボンドによる調達資金が5,000億円に。1.2GWの再エネ発電プロジェクトに投資
グリーンボンドとは 日本の最新状況からデメリットまで、わかりやすく解説

EnergyShift編集部
EnergyShift編集部

EnergyShift編集部

ニュースの最新記事