2021年に注目を集めたものはなんだ? 人気記事ランキング【5位〜1位】 | EnergyShift

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2021年に注目を集めたものはなんだ? 人気記事ランキング【5位〜1位】

2021年に注目を集めたものはなんだ? 人気記事ランキング【5位〜1位】

2021年12月24日

2020年10月の菅前首相の所信表明演説を皮切りに誰もが脱炭素のことを考える激動の年となった2021年も残りわずかだ。

そんな激動の年にEnergyShiftの記事のうち、最も読まれた記事をランキング形式で紹介する。

5位:危うい太陽光発電の主力化 止まらぬ資材高騰に加え、市場ではある異変が

日本の太陽光発電の主力化に危うさが漂っている。政府は2030年度のCO246%削減の達成に向け、太陽光発電を1億kW超まで倍増させる計画だが、事業用太陽光のFIT(固定価格買い取り制度)認定量の減少に歯止めがきかない。2020年度は90万kWまで低下し、この状況が続けば、早晩、年間導入量が100万kWを切るという。太陽光パネルなど資材高騰も重なり、事業者団体は「日本の太陽光発電産業は危機的状況だ」と訴える。しかも、市場ではある異変が起きつつあり、導入環境が一変する可能性すらある。

4位:実は複雑な「半導体不足」本当の原因 業界の構造変化の弊害も

もはや社会に不可欠とされる半導体だが、最近は不足になっているという報道が目立つ。半導体不足にはどのような理由、背景があるのか、業界構造に問題はないのか。そして、その先には、製造における脱炭素化も要求されている。こうした状況に対し、日本はどのように対応していけばいいのだろうか。半導体不足問題に切り込む。

3位:古くて新しい「重力蓄電」は日本でも普及する? ベンチャーが新発想で参戦

再生可能エネルギー、自然エネルギーが拡大するためにはその調整力が必要になる。再生可能エネルギーが多くなればなるほど、発電できないとき(太陽が出ていない、風が吹かないなど)の柔軟(フレキシブル)な調整力が必要になる。その柔軟性にはいくつもの種類が考えられる。たとえば、電力の広域的運用や、VPP、そしてもちろん、蓄電技術だ。

蓄電技術の中でも今注目を集めている位置エネルギーを使った「重力蓄電」を解説する。

2位:世界初の革新 絶対に燃えない、レアメタルフリー 全固体ナトリウムイオン電池がすごかった

蓄電池の世界で日本企業がイノベーションを起こした。蓄電池といえばリチウムイオン二次電池が全盛のいまの時代だが、それに代わる素材の模索もされてきた。その中で注目をされてきた一つがナトリウムイオン電池だ。様々な長所を持つナトリウムイオン電池において、ブレークスルーを起こしたのが、大手ガラスメーカーの日本電気硝子である。世界初の革新とされる全固体ナトリウムイオン電池が、脱炭素時代においてどんな役割を果たすのか。

1位:世界の蓄電池市場をひっくり返す、日本発の全固体リチウム硫黄電池とはなんだ

脱炭素時代において超重要な技術の一つが蓄電池だ。電気自動車(EV)ではすでに蓄電池の争奪戦が始まっており、どう抑えるかが必須の論点になっている。その中でも次世代の電池として注目され、開発競争が激化しているのが全固体電池だ。リチウムイオンが移動して電気を流す「電解質」に液体ではなく、固体の材料を使う全固体電池は航続距離や電池の寿命を延ばす上、充電時間の短縮や電池を燃えにくくするといった特性を持つ。

その一種である「全固体リチウム硫黄電池」について、産業技術総合研究所(産総研)があるブレークスルーを果たした。実用化に向け大きく前進するのか、全固体リチウム硫黄電池について、その全貌を解説する。

EnergyShift編集部
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