この総裁選で高市氏が言及したのは、自身が総裁になったら、いまのエネ基の素案は書き換える、というかなり強い発言だった。
再エネについては、可変性の高いエネルギーに依存すると産業や医療等が立ち行かなくなると暗に否定しつつ、小型モジュール炉などの次世代原子力に期待するとも発言。さらに、岸田氏や甘利氏同様、安定的な電力供給の重要性についても強調をしていた。
つまり、再エネは推進反対、原子力賛成、そして安定供給の論点から、火力も必要であろうとこういうロジック形成をするのもまた見えてくる。
相当、甘利氏に似通っている。
この方が、もう一人の三役になる訳だ。
高市早苗氏のTwitterより
それは、もう誰が何を言おうと、党三役のうちの2名の持論が一致しているわけだから、これを行政としても尊重しないわけにはいかない。というロジックを掲げる動きもまた、見えてくる。
そこにさらに、岸田陣営に加わった新たな要職も脱炭素路線に影響を及ぼすので、最後に解説したい。
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