11月25日、三菱UFJ信託銀行は、国内の再生可能エネルギー発電施設への投資ができるファンドの取り扱いを開始すると発表した。「リニューアブル・トラスト」という愛称の本ファンドは、通常10年以上の期間が必要な再エネ向け貸付を、ファンドの形式を取ることにより半年~1年で運用できるように仕立てている。
近年、ESGの観点から事業法人、学校法人など幅広い投資家の再エネ分野に対する投資への関心が高まっていることが今回のファンド取り扱い開始の背景にある。
投資対象になるのは建設完了後の太陽光発電が中心で、期間6ヶ月の予定配当率は0.1%、1年は0.25%。機関投資家にとっては短期で効率よく運用できる利点があるという。
本ファンドは法人向けの短期運用商品としては国内初。同社は、2026年度までに1,000億円規模のファンド残高を目指している。
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