フランスの石油メジャーTotalは事業ポートフォリオの変換を加速させている | EnergyShift編集部

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フランスの石油メジャーTotalは事業ポートフォリオの変換を加速させている

フランスの石油メジャーTotalは事業ポートフォリオの変換を加速させている

EnergyShift編集部
2020/09/28
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2020/09/28
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2020年9月25日、フランスの石油メジャーであるトタル(Total)はスペインのデベロッパーであるイグニス(IGNIS)とのあいだで、3.3GWの太陽光発電プロジェクトの開発に合意した。Totalはスペインでの再エネ電力市場でのプレゼンス強化をより一層進めている。

加速するTotalのスペイン進出

今回合意された太陽光発電所プロジェクトはマドリードとアンダルシア近郊に位置する。2022年には最初の稼働が開始される予定で、2025年までに3.3GWすべての稼働が行われる予定。トタルからイグニスには進捗状況に応じて支払いが行われる。

トタルのスペイン進出は加速している。今年2月にはトタルは既に別の太陽光発電プロジェクト2案件の契約を締結している。昨年5月にはポルトガルの電力会社EDP(Energias de Portugal)社から、スペインにおける850MW分のガス火力発電所と250万戸の小売顧客のポートフォリオを買収している。

今回のイグニスとの契約により、トタルが持つスペインでの太陽光発電プロジェクトは合計で5GW以上になる。スペインでの再エネ市場でのメインプレーヤーとしての地位を固めたことになる。スペインでは、2030年までに電力の70%を自然エネルギーで賄う予定であり、その国家目標にも貢献するとみられる。

また、トタルはこの太陽光発電事業を通じ、年間6TWhの自然エネルギーを購入することも明らかにした。これは、現時点で世界最大の企業向けPPAになる。

トタルの会長兼CEOであるパトリック・プヤンネ氏は「スペインはトタルにとってプライオリティが高い国であり、同国の市場の成長を活用することで、カーボンニュートラルに向けたエネルギーシフトを実現していきたいと考えています」と述べた。

また、「ヨーロッパのすべての産業に自然エネルギーを供給するために、十分な投資を行う。今回決定したこの投資は、ヨーロッパの脱炭素化に向けた当社の決定を具体的に指し示すものです」とも述べた。

今回の計画で、トタルの自社の温室効果ガス排出量(スコープ2)が年間約200万トン削減される。


Totalのプレスリリースより

参照
Total “RENEWABLES: TOTAL STRENGTHENS ITS POSITION IN THE SPANISH SOLAR MARKET AND COVERS ALL ITS POWER NEEDS IN EUROPE WITH GREEN ENERGY” 2020.9.25

(Text:小森岳史)


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