中国のEVメーカー、上海蔚来汽車(NIO)は2022年に欧州5ヶ国に進出する予定だ。NIOの李斌・最高経営責任者(CEO)が11月10日に、7~9月決算発表後の電話会見で明らかにした。
ノルウェーにショールーム「NIOハウス」を開設し、9月30日に電動SUV(多目的スポーツ車)「ES8」をノルウェーで販売を開始させた。
中国版テスラと呼ばれるNIOは2014年に設立。出荷台数が2020年後半から一気に増え、今年第1四半期には20,600台の車両を納入した。
同社の業績は着実に成長している。2021年第3四半期(7-9月)の決算発表によると、第3四半期、売上高は前年同期比116.6%増、前期比16.1%増の98億1,000万元(約1,750億円)となった。
同社は決算報告の電話会議で、中国国内132都市にショールーム「NIOハウス(蔚来中心)」を32ヶ所、小型ショールーム「NIOスペース」を285ヶ所に設置していることを明らかにした。
同ブランドが2~3級都市にもより多く浸透するように、今後もNIOハウスとNIOスペースの設置を推進し、最適化していくとしている。
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