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ファストリ、温室効果ガス削減目標でSBT認定を取得

ファストリ、温室効果ガス削減目標でSBT認定を取得

2021年09月21日

ファーストリテイリングは9月17日、2030年度までの温室効果ガス排出量の削減目標で、国際機関SBTイニシアティブ認定を取得したと発表した。

SBT(Science Based Targets)は、パリ協定(世界の気温上昇を産業革命前より2℃を十分に下回る水準(Well Below 2℃)に抑え、また1.5℃に抑えることを目指すもの)が求める水準と整合した、5年~15年先を目標年として企業が設定する、温室効果ガス排出削減目標のことだ。この目標に対し、科学的根拠があるかどうかを国連グローバル・コンパクトや環境NGOのCDPなどが共同で設立した国際機関SBTイニシアティブが審査し、認定する。

SBTに参加する企業は国内外で年々増加しており、SBT認定取得済みの企業は2021年8月24日時点で、世界で858社、うち⽇本企業は125社となった。国別では63ヶ国から1,712社の参加があり、国別認定企業数では、アメリカ157社に次いで⽇本は125社、イギリス119社と続く。

ファーストリテイリングは、2030年度までにユニクロとジーユーの店舗や主要オフィスなどの自社に関わる領域におけるスコープ1と、他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出に関わる領域のスコープ2で温室効果ガスの排出量90%削減を目標とする(2019年度比)。

また、商品の原材料生産・素材生産・縫製に関わる領域におけるスコープ3で排出量を20%削減、自社の使用電力における再生可能エネルギーの割合を2030年度までに100%を目指している。2020年末時点で、山口本社および欧州9ヶ国のすべてのユニクロ店舗で、100%再生可能エネルギーの導入を達成している。2050年の排出量実質ゼロに向けて、取り組みをさらに強化していく方針だ。

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EnergyShift編集部
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