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グリーン水素をもっと安く 東京ガスとSCREENが共同開発で合意

グリーン水素をもっと安く 東京ガスとSCREENが共同開発で合意

脱炭素社会の構築にむけて、燃やしてもCO2を排出しない次世代エネルギーとして期待される水素のコスト削減に向け、新たな取り組みが始まった。東京ガスは半導体製造装置などの大手メーカーであるSCREENホールディングスとともに、世界から注目されるグリーン水素の低コスト化に乗り出す。

2050年の脱炭素社会や2030年の温室効果ガス削減量46%といった目標が掲げられるなか、発電時にCO2を出さない水素が注目されている。

水素は天然ガスなど化石燃料を原料に製造されるが、化石燃料からつくる限りCO2は発生してしまう。そこで、水に再生可能エネルギーの電気を与え、電気分解することで水素をつくり出す製造法に期待が集まっている。再生可能エネルギーからつくった水素をグリーン水素と呼ぶ。

東京ガスとSCREENは5月26日、このグリーン水素の低コスト化に向け共同開発することで合意した。両社が共同開発するのは、水を電気分解して水素を発生させるセルを何層も重ねた「水電解用セルスタック」と、セルスタックの製造装置。

セルスタックは水電解装置の中核部品であり、コストも大きな比重を占めている。そこで、両社はセルスタックの低コスト製造技術を2年で確立することを目指す。

具体的には、従来技術では、厚いセルをひとつひとつつくり、それらを積み上げて製造していたものを、部材を薄膜化し、高速で連続的に製造することで、生産速度の向上、材料の少量化などによって、製造コストの大幅ダウンを実現させるという。

 

政府は2020年末にまとめた「グリーン成長戦略」において、水素を重要なエネルギーと位置付けている。2030年に最大300万トン、2050年には2,000万トンもの導入目標を掲げているが、普及に向けた課題のひとつが水素のコストだ。現在の水素価格は化石燃料の数倍もする。

そこで、政府も水素価格を現在の天然ガス並みにすることを目指している。

東京ガスとSCREENは共同開発を通じて、2030年までに水素価格30円/Nm3を達成する方針だ。

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