来年2022年1月の電気料金が、大手電力会社すべてで値上がりする。全社で値上がりするのは5ヶ月連続で、東京や沖縄、中部、中国、東北の5電力会社では2021年1月と比べ1,000円以上値上がりしており、家計を直撃している。世界的な原油価格の高騰影響を受けた、火力発電の燃料であるLNG(液化天然ガス)の価格上昇が背景にある。2022年2月以降も値上がりする模様で、家計の負担は一層増しそうだ。
大手電力各社によると、値上がり幅は一般的な標準家庭で2021年12月と比べて10社中7社が100円を超えた。
沖縄電力 | 164円 |
中部電力 | 153円 |
東京電力 | 146円 |
中国電力 | 140円 |
東北電力 | 133円 |
関西電力 | 107円 |
四国電力 | 104円 |
北陸電力 | 86円 |
九州電力 | 85円 |
北海道電力 | 78円 |
また大手10社のうち5社は、この1年で1,000円を超える電気料金の値上げとなっており、東京電力管内の一般的な標準家庭の電気料金は2021年1月と比べ1,314円上昇し、2022年1月に7,631円となる。沖縄電力は1,373円値上がりし8,298円に、中部電力は1,250円値上がりし、7,306円となる。大手電力10社すべてが過去5年でもっとも高い水準に達している。
沖縄電力 | 1,373円 |
東京電力 | 1,314円 |
中部電力 | 1,250円 |
中国電力 | 1,136円 |
東北電力 | 1,106円 |
四国電力 | 905円 |
北海道電力 | 880円 |
関西電力 | 848円 |
北陸電力 | 744円 |
九州電力 | 645円 |
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