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蓄電池の革新、やってくれたのはソフトバンク。仕掛ける3つのイノベーションとは

蓄電池の革新、やってくれたのはソフトバンク。仕掛ける3つのイノベーションとは

2021年11月09日

脱炭素時代において、蓄電池の重要性が増すとこれまでも何度か取り上げたが、その認識は徐々に社会にも浸透しつつある。蓄電池の技術競争が熾烈を極める中、次世代電池の一つとして高い期待が寄せられているのが、全固体電池だ。村田製作所やトヨタ自動車などが注目されるが、ある企業がイノベーションを発表した。ソフトバンクだ。ソフトバンクによる蓄電池の革新について、ゆーだいこと前田雄大が解説する。

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熾烈極める全固体電池でソフトバンクが3つのイノベーションを発表

蓄電池に関して、国際的に大型投資や生産能力、そして技術競争が熾烈を極める中、次世代電池の一つとして高い期待が寄せられているのが、全固体電池である。村田製作所の製品が注目を集め、トヨタが数多くの特許を持つなど日本勢もこの技術競争ではいい位置どりをしているのだが、その中で、個人的に密かに注目をしていた企業が11月2日、あるイノベーションを起こしたと発表した。

その企業とはソフトバンクだ。そう、ソフトバンクも蓄電池に力を入れていのだ。以前、ソフトバンクが蓄電池に力をいれるべく設立をしたソフトバンク次世代電池Labとそのコンセプトをお伝えしたことがある。なぜなら、ソフトバンクは脱炭素の重要性もわかりつつ、デジタルの文脈も見ている。ドローンの活用なども視野にいれて、とにかく電池が大事だ、そしてエネルギー密度を重視するという動きを見せていたからだ。

それに整合する形で、ソフトバンクは全固体電池に関して、3つのイノベーションを起こしたと発表した。そこで今回は、イノベーションの1つである「高質量エネルギー密度に向けた全固体電池用正極材料の開発」について紹介した上で、次の2つの論点を解説したい。

  1. 2つ目のイノベーションであるマテリアルズ・インフォマティクスの蓄電池への活用について
  2. 質量エネルギー密度520Wh/kgセルの試作実証について

まずは、今回のイノベーションの1つである高質量エネルギー密度に向けた全固体電池用正極材料の開発について紹介していきたい。

リチウムイオン電池の課題を解決しつつ、さらに・・・次ページ

前田雄大
前田雄大

YouTubeチャンネルはこちら→ https://www.youtube.com/channel/UCpRy1jSzRpfPuW3-50SxQIg 講演・出演依頼はこちら→ https://energy-shift.com/contact 2007年外務省入省。入省後、開発協力、原子力、官房業務等を経験した後、2017年から2019年までの間に気候変動を担当し、G20大阪サミットにおける気候変動部分の首脳宣言の起草、各国調整を担い、宣言の採択に大きく貢献。また、パリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略をはじめとする各種国家戦略の調整も担当。 こうした外交の現場を通じ、国際的な気候変動・エネルギーに関するダイナミズムを実感するとともに、日本がその潮流に置いていかれるのではないかとの危機感から、自らの手で日本のエネルギーシフトを実現すべく、afterFIT社へ入社。また、日本経済研究センターと日本経済新聞社が共同で立ち上げた中堅・若手世代による政策提言機関である富士山会合ヤング・フォーラムのフェローとしても現在活動中。 プライベートでは、アメリカ留学時代にはアメリカを深く知るべく米国50州すべてを踏破する行動派。座右の銘は「おもしろくこともなき世をおもしろく」。週末は群馬県の自宅(ルーフトップはもちろん太陽光)で有機栽培に勤しんでいる自然派でもある。学生時代は東京大学warriorsのディフェンスラインマンとして甲子園ボウル出場を目指して日々邁進。その時は夢叶わずも、いまは、afterFITから日本社会を下支えるべく邁進し、今度こそ渾身のタッチダウンを決めると意気込んでいる。

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