毎度おなじみ、カーボンニュートラルや脱炭素の関連用語を、毎日ひとつ、わかりやすく、なぜか、しりとりで紹介していくコーナーです。編集部のこもやんがお送りしております。鼻がちょっとむずむずします。
昨日は「水素」でしたので、きょうは「そ」です。さっそく行ってみましょう。
いま、日本のエネルギー界隈では注目のワードなのに、まだまだ知られていない言葉選手権があったら、きっと上位に食い込むでしょう。
ソーラーシェアリング、Solar Sharingです。太陽を、シェアする。では、何とわけあうのか。
農業です。日本語で、営農型太陽光発電といいます。太陽光パネルを、農地の上につけるんですね。太陽光を、農業と発電とでシェアするということです。
そんなことをして農作物が育つのかって?もちろん、育ちます。農作物の中には、そこまで太陽光が必要でなかったり、浴びすぎると逆に育ちにくいものもあります。たとえばイモとか。
太陽光パネルで発電しながら、なにを育てればいいのかはいろいろと試みられ、わかってきたことが多くあります。太陽光パネルの高さはどうだ、間隔はどれがいいとか、ですね。
また、台湾などでは漁業とのシェアリングもおこなわれはじめています。養殖場の上に太陽光パネルを置くのですね。
国の土地がそれほど広く・大きくない国ではこうして再生可能エネルギーを増やす取り組みが盛んにおこなわれています。
実はこのソーラーシェアリング、英語だと意味が違ってきます。ひとつの太陽光発電所を複数の投資家が投資する(シェアする)ことを言うんです。
では、こうした農業と太陽光発電をいっしょにやることがないかというと、そんなことないです。それは、Agrivoltaicと言われています。農業の意味のアグリカルチャと太陽光発電を示すPhotovoltaicからくる造語です。
英語ぽいのに日本と海外で意味が違う言葉はちらほらありますが、これもそのひとつです。
今日は、ソーラーシェアリングでした。明日の日曜日は「ぐ」です。「ぐ」でお会いしましょう。
これまでのしりとり
しりとり→
↓
りにゅーあぶるえなじー
↓
じぞくかのうせい
↓
いーろんますく
↓
くらいめいと
↓
とくべつこうあつ
↓
つんどら
↓
らるでれろ
↓
ろはす
↓
すいそ
↓
そーらーしぇありんぐ
*EnergyShiftの「ソーラーシェアリング」関連記事はこちら
脱炭素用語集の最新記事