バイデン米大統領、パリ協定再加盟に大統領署名。公約通り、就任初日に。キーストーンXLパイプライン建設中止も。気候変動対策の姿勢を打ち出す。 | EnergyShift

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バイデン米大統領、パリ協定再加盟に大統領署名。公約通り、就任初日に。キーストーンXLパイプライン建設中止も。気候変動対策の姿勢を打ち出す。

バイデン米大統領、パリ協定再加盟に大統領署名。公約通り、就任初日に。キーストーンXLパイプライン建設中止も。気候変動対策の姿勢を打ち出す。

2021年01月21日

2021年1月20日(米時間)、アメリカでジョー・バイデン新政権が発足した。その初日に、バイデン大統領はパリ協定に再加盟する大統領令に署名した。各社が一斉に報じた。世界の気候変動問題解決への、大きな動きだ。

国連のアントニオ・グテーレス事務総長も歓迎のツイートをおこなった。「あらゆる国が本気で関わってこそ、気候の大惨事を防ぎ、変革的な気候変動対策をおこなえる」。

COP26の議長を努めるアロク・シャルマ氏もバイデン氏とアメリカのパリ協定復帰を歓迎した。「私たちは次世代のために、地球を守る責任があります。パートナーであるアメリカとともにCOP26を開催できることを楽しみにしています」。

また、バイデン大統領はこちらも就任早々に署名すると公約していたカナダから米中西部まで原油を運ぶキーストーンXLパイプラインの建設許可の撤回にも署名した。グレタ・トゥーンベリ氏もこの撤回には注目していた。「これは偉大なスタートであり、非常に重要なステップだ」。

バイデン新政権ははじまったばかりだが、いち早く気候変動対策をおこなっており、これから本気でグリーン革命を起こすのだと言う姿勢を鮮明に打ち出している。これからのアメリカの動きが注視される。

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(Text:小森岳史)

小森岳史
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EnergyShift編集部 気候変動、環境活動、サステナビリティ、科学技術等を担当。

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