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大人気ゲーム「ピクミン」はSDGsの世界観満載だった!? #実はSDGsシリーズ file01

2021年11月26日

「ピクミン3デラックス」体験版を遊んでみよう

そもそもゲームの冒頭から、自分たち人間がいま現在現実社会において直面しているSDGs的問題が、このゲームの顛末の発端らしきことがわかるプロローグが始まるのだ。

宇宙の果てで、とある星(コッパイ星という名前の星)が滅びようとしていた・・・。

爆発的な人口増加と無計画な気質が原因で

星の住人たちは ほとんどの食料を食べつくしてしまったのだ・・・

おそらく食糧問題だけでなく、サステナブルに住み続けることすら不可能となっているコッパイ星から、惑星人たちが宇宙中に散らばって探索し、未知の惑星で必死にサバイバルするというのがこのゲームのスタートなのだ。

まさにいま滅びようとしているそのコッパイ星から宇宙中に新しい星を探して(移住先の星というより食料とも言う)、たくさんの探索船が飛び立ったわけだが、結果今回の主人公たち3人、アルフ、ブリトニー、キャプテンのチャーリーがたどり着いたのが、PNF-404という惑星だ。

地球の成れの果ての惑星

任天堂も公式にはもちろん明かしていないが、このPNF-404は、どう考えても、この星の地理や遺跡や文明や植物や果物類に見え隠れする面影を見るに、なんらか地球と関係がありそうだとしか思えないのだ。ただ、ここで生きている生物がまったくいまの地球上の生物とは異質だったりするだけ。

果たしてそれが過去や現代の地球なのか、それとも何十億年後かの地球なのかはわからないわけだが、有力な一説によると、地球上の大陸が移動し世界の地図が変動するという科学的仮説に基づいた、ずっと先の未来の超大陸が存在する地球らしい。

さらにもうひとつ、これまたプチうんちくで言うと、このPNF-404って文字列は、webサービスでエラーが出たときの「Page Not Found 404」の省略形だ。きっと記録にない忘れられたサーバー・・・じゃなく星という意味なのだろうね。

というわけでSDGsの言うところの、目標2の「飢餓をゼロに」に直面しているコッパイ星から、もはや文明が滅びた人間の気配を感じない未来の地球らしきPNF-404に希望と食欲をもって、宇宙人たちがやってくるというところが、いかにもピクミンらしい、とても皮肉な設定だったりするわけだ。


遺跡なのか異物なのか、黄ピクミンの乗る、巨大な物体。これどう見ても某シャケ缶にクリソツだよなあ。そもそも縮尺がわからないので、コッパイ星人やピクミンたちが妖精のように小さいのか、それとも植物とか人口建造物らしきものが巨大なのかがいまいち不明。

ピクミンの取り扱いに涙 目標10と目標16・・・次ページ

サワディ・ノダ
サワディ・ノダ

アスキーでパソコン専門誌ログインにて編集者兼ライターデビュー。その後ファミ通グループにてゲーム専門誌のファミ通本誌だけなく攻略本やコミックやライトノベルを含む単行本事業を展開。現KADOKAWAグループ入りしたエンターブレインの常務退任後は、アニメイトグループにて株式会社リンク社長。その後KADOKAWAにて、ゲーム事業責任者。ダビスタや美少女ゲームをはじめ、ソーシャルゲーム、RPGツクールMVなど多くのゲームの開発統括責任者となるも、2020年にまたKADOKAWA退社。太陽光オタクというafterFITのメディアであるエナシフに合流。エンタメ業界にもいまも生息しつつ、そこに脱炭素をからめる野望を持って余生を過ごす毎日。

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