毎度おなじみ、日本一わかりやすい脱炭素関連用語集しりとりです。春は眠いですね。うららかな陽気です。
しりとりです。昨日は「えねき」でしたので、今日は「き」です。いきます。
きた、は北、北海道。ほん、は本州。れんけい、は連系と書き、電気系統、つまり、電気を送るということです。ぶっとい電線だとイメージしていただければいいかと。
北海道と、本州をむすぶ、ふとい電線が「北海道・本州間連系設備」(まんまですが)、略して「きたほんれんけい」と呼ばれます。
北海道は非常に再エネがつくりやすいんですね。風もいいし、広い土地もある(=太陽光発電にも適している)。なので、つくることは得意です。将来的にも増えることが確実視されています。
しかし、使うことが十分にできていない。というのも、北海道の中の電力需要や、北海道の中の送電網の整備の問題があるのです。
では、北海道でつくった電気(再エネ)を、本州に送ればいいじゃないか、というのが、この北本連系の役割です。以前(60万kW)から現在は増え(90万kW)ましたが、もっともっと増やさないといけないねというので、これまた議論が進められています。
実はドイツでも似たようなことになっており、北部の方が再エネはよくつくることができるのですが、使うのは南部が多い。この間をどうつなげるか、いろいろ考えられています。
北本連系、これから日本の再エネを増やすために非常に大事なことばなのです。
昨日のエネ基もそうですが、国のインフラとかになるとどう言う議論がおこなわれているのか、分かりにくく、見えにくくなりますね。北本連系も大事なポイントなので、ぜひ注目してください。
明日は「い」でお会いしましょう。今日もエナシフをよろしくお願いします。
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