あの「ポイ探」の菊地崇仁氏に聞いた 今持つべき脱炭素で、超絶お得なクレジットカード 1回目 環境配慮素材ながらもお得なクレカ4種の紹介 | EnergyShift

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あの「ポイ探」の菊地崇仁氏に聞いた 今持つべき脱炭素で、超絶お得なクレジットカード 1回目 環境配慮素材ながらもお得なクレカ4種の紹介

あの「ポイ探」の菊地崇仁氏に聞いた 今持つべき脱炭素で、超絶お得なクレジットカード 1回目 環境配慮素材ながらもお得なクレカ4種の紹介

2021/10/14

すでに生活に欠かせない「クレジットカード」。近年、同業界でも脱炭素の流れが起きていて、地球の環境保護・保全に貢献できるカードも登場している。脱炭素に貢献しつつ、便利でお得なクレジットカードにはどんなものがあるのか。100枚以上のクレジットカードを保有し、クレジットカードの達人として知られる菊地崇仁氏に聞いた。全2回連載の1回目は「環境配慮素材」を使用した4枚のクレジットカードを取り上げる。

クレジットカードの多くはプラスチックで作られている。プラスチックの原料は石油。プラスチックカードの製造は二酸化炭素を発生させ、廃棄する際も自然界での分解が難しく環境破壊につながる。

また、クレジットカードの利用明細書は通常、紙でユーザーに送付される。紙の原料は木材。紙の使用が森林の伐採を余儀なくし、地球温暖化を招くのは周知のとおり。

「こういった問題を踏まえ、クレジットカード業界ではクレジットカードの素材や利用明細書を見直し、環境に配慮するよう動き出しています。具体的にはリサイクルしたプラスチック素材を使用するクレジットカードや、森林を守るための特別な紙を利用明細書に使用するクレジットカードが登場しています」(菊地氏。以下同)

該当のクレジットカードで菊地さんがおススメするのは以下4枚。

  • エポスカード
  • イオンカードセレクト
  • 三井住友カード(CL)
  • 三菱UFJカード

いずれも脱炭素に貢献できるだけでなく、ポイントを貯めやすいなどサービス面の魅力もあわせ持つ。中でも、一番に評価するのが【エポスカード】だ。

エポスカードは丸井グループが発行するクレジットカード。環境面の配慮では、2021年4月15日より、国際ブランド付きクレジットカードとして日本初となる廃棄プラスチックのリサイクル素材への切り替えを開始した。同カードの新たな素材には、産廃工場から出た廃棄プラスチックを回収したリサイクル素材が用いられる。

「リサイクル素材への切り替えにより、従来のカードと比べ、1枚あたり最大約9.8グラムのCO2削減に。今後、自社で発行するすべてのエポスカードをリサイクル素材へ切り替えた場合、5年間で最大約90トンのCO2削減効果が見込まれています」

一方、サービス面では、条件付きながら「年会費無料のゴールドカードを持つことができ、ポイント還元率最大1.5%を望める」という利点を挙げる。


ゴールドカードになっても、エポスカードからの招待でなった場合、入会金・年会費永年無料というのもありがたい。
写真参考出展:https://www.eposcard.co.jp/index.html

「エポスカードは、カード利用200円ごとに1ポイントが貯まり、ポイント還元率0.5%、年会費無料というごく平凡なクレジットカードです。ただし、このエポスカードを年間50万円以上利用すると、エポスゴールドカードにランクアップします。年会費はインビテーション制により通常5,000円が永年無料、ポイントの有効期限は通常2年が無制限です。エポスゴールドカードを年間50万円の利用で2,500ポイント、100万円の利用で1万ポイントのボーナスポイントが付与されるため、ポイント還元率は最大1.5%となるのです」

貯まったポイントは1ポイント=1円として、マルイの店舗や通販サイト(マルイウェブチャネル)で使えるが、これよりお得な使い方があるという。

「エポスVisaプリペイドカードに貯まったポイントをチャージし、Visa加盟店でのショッピングに利用する使い方です。Visa加盟店は国内外あわせて数千万ヶ所。ポイントを使える場所が拡大し、利用ごとに0.5%のキャッシュバック(200円ごとに1円)の特典もあるのでお得ですよ」

エポスカードと同じく、環境面への配慮として、リサイクルプラスチック素材を使用する新カードへの切り替えを2021年8月4日に発表したのが【イオンカードセレクト】。発行元であるイオングループでは、リサイクル原料を使った買い物袋やマイバックなど環境配慮型商品の拡充を進めてきた。

「今回は新たな取り組みとして、年間約140万枚を発行するイオンカードセレクトのカード製造においてリサイクルプラスチック素材を採用。素材の変更により、イオンカードセレクト1枚あたり最大8.3g、5年間で約58.1tのCO2削減効果が見込まれています」

イオンカードセレクトは、イオン銀行キャッシュカード、クレジットカード、電子マネーWAONの3つの機能が一体になった一枚。全国のイオン、イオンモール、ダイエーなどイオングループの対象店舗でのカード利用なら通常200円ごとに1ポイント(還元率0.5%)が貯まるWAON POINTが、いつでも2倍の2ポイント(還元率1%)になる。


年間発行枚数約140万枚を発行する「イオンカードセレクト」に、環境配慮素材であるリサイクルプラスチック素材(リサイクルポリ塩化ビニール(PVC))を採択し、環境に配慮した新カードに切り替えると発表した
写真参考出展:https://www.aeon.co.jp/application/select_sw_cp/

「イオングループの店舗をよく利用する人にはおススメです。今年9月11日の利用分から、クレジットカードで貯まる“ときめきポイント”がWAON POINTに統一されてわかりやすくなりました。従来の“ときめきポイント”からWAON POINTへのポイント交換も1,000ポイント単位だったのが1ポイントから可能となり、使いやすくなりました(その他のポイント交換は従来通り1,000ポイント単位)」

年会費は無料。年間100万円以上利用すると、年会費無料のゴールドカードにランクアップされる。ポイント還元率は変わらないものの、空港ラウンジを利用できるなどプレミアムな特典が付く。

「穴場のサービスではショッピング保険の使い勝手がいいですよ。通常、商品購入後90日間を補償とするのに対し、イオンカード付帯のものは180日間と手厚く、通常は除外されるスマホの画面割れなども補償の対象になります。年間の補償限度額はイオンカードが50万円まで、ゴールドカードなら年間300万円までです」

ここまで紹介した2枚はカードの素材を環境に配慮した素材に転換したもの。ここから紹介する2枚はどちらもカードの利用明細書を「FSC認証紙」に切り替え、環境に配慮している。

「FSC認証紙とは、適切に管理された森林の木材を使用して作られた紙を指します。FSC認証紙の利用明細書に切り替えたクレジットカードを持つことにより、森林保全などの環境問題に間接的に貢献できるといえるでしょう」

そのうちの一枚、【三井住友カード(CL)】は、プラスチックカードが発行されない“カードレス”タイプ。年会費永年無料。2021年10月に登場した新カードだ。

「プラスチックカード自体が発行されないため、環境問題への心配は不要です。カード番号や有効期限などのカード情報は、スマホにVpassアプリをダウンロードしてチェックします。アプリで簡単かつ安全に確認できるわけです」


三井住友カード(CL)は、プラスチックカードが発行されないカードレス。カード番号・有効期限などのカード情報は、スマートフォンでVpassアプリをダウンロードすることで、簡単・安全に確認可能。
写真参考出展:https://www.smbc-card.com/nyukai/card/cardless.jsp

特定の店舗でのポイント還元率の高さも魅力。コンビニ3社(セブンイレブン、ローソン、ファミリマート)とマクドナルドのカード利用で最大5%の還元になるという。

「この対象店舗では通常のポイント(200円につき0.5%)に加えて、利用金額200円につき+2%のポイントが貯まります。さらにVisaのタッチ決済(またはMastercard®コンタクトレス)を使って支払うと、ポイントが+2.5%となってトータル最大5%還元に。お得度はかなり高いですよ」

もう一枚、【三菱UFJカード】も、デザインが一新されたニュータイプ。カード番号や有効期限がカード裏面に記載されている。年会費は1,375円(初年度無料。年間ショッピング利用回数1回以上で翌年度の年会費も無料)。こちらはカード素材も環境に配慮し、カード焼却時に塩素ガスを出さないPET-G素材が用いられている。


カードの表面にナンバーがない。
写真参考出展:https://www.bk.mufg.jp/tsukau/credit/kaiin_minasama/index.html

「カード表面にカード番号などが記載されていないため、情報を盗まれる可能性が低く安全性は高いといえます。タッチ決済(Visa・Mastercard)、スマホ決済にも対応し、利用金額に応じてポイント付与率がアップする仕組みになっています」

クレジットカードの入会はいまやオンラインが当たり前。申込用紙の利用を減らす方向になっている。カードの利用明細書もWEBまたは紙の有料化の方向になっている。クレジットカード業界でもさまざまな形で脱炭素の動きが加速していきそうだ。

今回紹介のクレジットカード一覧

カードブランド名年会費ポイント還元率ポイント種別環境への配慮、カードの特典
エポスカード無料0.50%エポスポイントカード素材を環境配慮。年利用額50万円以上でゴールドカード(還元率最大1.5%)に昇格
イオンカードセレクト無料0.5%~1.0%WAON POINTカード素材を環境配慮。イオングループ対象店舗では常時ポイント2倍(還元率1%)
三井住友カード(CL)無料0.5%~5%Vポイントカードレス、利用明細書を環境配慮。特定店舗でポイント10倍(還元率5%)
三菱UFJカード1,375円(初年度無料)0.50%グローバルポイントカード素材、利用明細書を環境配慮。利用金額に応じてポイント付与率アップ

(取材・文 百瀬康司)

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菊地崇仁
菊地崇仁

北海道札幌市出身。1998年に法政大学工学部を卒業後、日本電信電話株式会社(現NTT東日本)に入社。2002年に退社し、同年、友人と共に起業し、システム設計・開発・運用を行う。06年、ポイント交換案内サービス「ポイ探」の開発に携わり、11年3月代表取締役に就任。以後、ポイント、クレジットカード、マイレージに関する豊富な知識を生かし、テレビや雑誌等でも活躍中。約100枚のクレジットカードを保有し、約150万円の年会費を支払っている。一般カードからプラチナカード等のプレミアムカードを実際に保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。すべてのカードを利用し、おトクな使い方、おすすめの使い方を日々研究中だ。