おはようございます。脱炭素用語を毎日ひとつ、わかりやすく紹介していくこの連載です。
昨日は「うぃんどふぁーむ(集合型風力発電所)」でした。今日は「む」です。
え? ムール貝、なにそれ、もうネタ切れか? と思ったそこのあなた。大丈夫です。ムール貝、環境に重要なことばです。
ムール貝の養殖は高い栄養価と環境負荷の低減を両立することができます。また、ムール貝は水銀などの有毒素も体内に摂取しないことが知られています。
プランクトンを食べ、海水をろ過しながら成長するムール貝の養殖は、環境修復型養殖とも呼ばれているのです。
こうした環境のことを考えての養殖は、持続可能な食糧調達法として非常に注目されています。
海洋学者のジャック・クストーさんは、1979年に、このようにいっているそうです。
「私たちは海を育てなければならない。ハンターではなくファーマー(養殖)として海を利用するのだ。養殖が狩りに換わることこそが文明だ」。
むかし、フランスの港で食べたムール貝は忘れられない味で、こうして書いているだけで口の中に味が蘇るほどです。旅行、いきたいですね。
明日は「い」です。今日も脱炭素、気にして一日過ごしてみませんか。しりとりでした。
パタゴニアウェブサイト:環境修復型養殖:史上最高の漁業 を参考にしました。
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