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9月25日は世界気候アクション 日本でもイベントが多数開催

9月25日は世界気候アクション 日本でもイベントが多数開催

EnergyShift編集部
2020/09/23

2020年9月25日、全世界で「グローバル気候アクション」が行われる。グレタ・トゥーンベリさんがはじめたこの運動は全世界に広がりつづけ、コロナ禍の中でもその勢いは失われていない。日本でも同日に「シューズアクション」が各地で行われる予定だ。

Fridays For Futureと世界気候アクション

2018年8月にスウェーデン・ストックホルムでグレタ・トゥーンベリさんひとりからはじまったFridays For Future/気候のための学校ストライキは、今では世界中に広がり、参加者は数百万人にのぼっている。

2019年には、はじめて世界気候ストライキを行った。その様子はメディアを通じて更なる広がりを見せた。2019年9月には日本でも「グローバル気候マーチ」を行い、全国各地、24の都道府県、27ヶ所で5,000人が参加した。11月にもマーチを行い、参加者数は増え続けている。

世界中の参加者が求めているのは以下の3点だ。

  • 世界の気温上昇を産業革命前と比較して1.5度以下に抑えること
  • 気候正義と公平性を確保すること
  • 世界の科学者の主張に耳を傾けること

(2019年8月、ローザンヌ宣言より)

活動の拡大は新型コロナウイルスが世界的な流行を見せる中でも変わらなかった。活動はデジタルに移行し、「#DigitalStrike」「#ClimateStrikeOnline」のハッシュタグが生み出された。2020年4月22日には世界アースデイにあわせて「デジタルグローバル気候アクション」を行った。

日本でも「デジタル気候マーチ全国中継」などのオンラインイベントが各種行われ、「#気候も危機」ハッシュタグは日本でのtwitterトレンド2位になるなど、盛り上がりを見せた。

そして2020年9月25日の金曜日、世界気候アクションが全世界で行われる。

日本でのイベント シューズアクションに注目

日本のFridays For Future Japanではより具体的に、日本政府に対して3つの要求をしている。

  1. 1.5度目標の達成と早急な対策の実施
  2. 公正な政策決定のプロセス
  3. 若者の意見の尊重

特に日本の提出しているNDCに対しては、5年後ではなく「今」の見直しを強く要求しており、これらの署名活動も行われている。

こうした要求を広めるためのデモンストレーションとして、SNSでの活動だけではなくできることとして、「シューズアクション」が全国的に展開される。

「9月25日になにかしらのアクションを起こそうということが決まり、(コロナ禍の中で)何をしようかと考えていたときに『シューズアクション』をグレタも自身のSNSであげていたこともあり、それにしようと思いました。自分がいけないかわりに靴とプラカードをおいて、マーチを可視化するというアイデアです」と話すのはFridays For Future Japanの黒部睦さん。コロナを考慮し、SNSで「#シューズアクション」というハッシュタグを付けた靴の写真をあげるだけでも参加にカウントされるという。

東京では国会議事堂正門前で16時から行われ、17時からはスピーチも予定されている。ほかにも京都では募集した写真をコラージュするなど、様々な工夫が凝らされている。また、イベント企画は企業での参加も募集を受け付けている。

世界気候アクション0925のイベント一覧はこちら

「今回は(コロナ対策があるため)一ヶ所に大勢が集まるというよりも、いろんな場所で参加していただければ。会場へ行くのが難しいからあきらめようというのではなく、家の前でももちろんいいので、参加してもらえればいいなと思っています」(黒部睦さん)。

日本での世界気候アクションポスターより

世界で声はあがり続ける

「"パンデミック"は、政治家が迅速に行動し、科学に基づいた一貫した行動をとる力を持っていることを示しています。しかし、パンデミックの中でも、気候危機はその流れを止めているわけではありません。持続可能で、かつ公正な世界の温室効果ガス排出量削減措置は取られていないのです。現在、パンデミックに対する数十億ドルの投資は、パリ協定に沿ったものでなければなりません」と、Fridays For Futureケニアのエリック・ダミアンさんは言う。

また、「気候危機を実際に体験することで、その緊急性を理解することができます。何百万人もの人々が家や生活を失っています。世界のリーダーたちは人間性を優先させる必要があります。若者たちは、何度も何度も、繰り返し集まって要求するでしょう」と言うのはFridays For Futureインドのディーシャ・ラビさん。

世界中で一斉に、このコロナでの困難な中でも、デジタルで声を上げることで、各国政府にプレッシャーをかけようというのだ。

SNSでのハッシュタグデモだけではなく、24時間の「Zoom Strike」も予定されている。また、シューズアクションのようなイベントも各地で(数えきれないほど!)行われる。

世界で行われるイベントマップ(2020年9月23日現在)

FFFのサイトでの「私たちのゴール」にはこうある。「私たちがストライキを行うのは、私たちがみな、お互いと地球を気にかけているからです。人々の考えが変わり、最悪の気候災害を回避し、より良い未来を築くことができるという希望を持っています。変化を起すのに、小さすぎるということはないのです(No one is too small to make a difference)」。

世界で行われる9月25日のアクションについてはこちら

参照
Fridays For Future Japan
Fridays For Future(International)
EnergyShift「世界中で盛り上がる気候変動へのアクション。その全体像」
EnergyShift「アースデイ2020とグローバル「デジタル」気候ストライキ」
EnergyShift「グローバル気候マーチ 東京の現場から」
EnergyShift「「私たちの家はもう燃えている」グレタ・トゥーンベリとFridaysForFutureのはじまりから今まで」
EnergyShift「未来のため、金曜日に集まる若者たち Fridays For Futureの現場から」

(Text:小森岳史)

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