こんにちは。脱炭素やカーボンニュートラルの用語をわかりやすく、しりとり形式でひとつずつ毎日紹介しています。
昨日は「じゃくでんき」でした。今日は「き」です。3回目の「き」。ではさっそく。
漢字で書くと希土類元素。英語で書くとRare Earth Elements。ほかにも「レアメタル」ということばもあります。
レアメタルは、金属の種類のうち、地球にある量がそもそも少ないか、技術的、もしくは経済的な理由でつくり出すことが難しく、産業に必要だけどいつも簡単に手に入らないものをいいます。
その中のうち、さらになかなかつくることが難しい17の元素を「希土類元素レアアース」というのですね。
これがなぜ脱炭素用語なのか。たとえば、希土類元素のネオジムというのがあるのですが、これがあれば、非常に強力な磁石をつくることができます。でも、なかなかつくり出すことができません。
つくり出すことができないというのは、たとえば、特定の国でしかとれない(偏在)、取り出すのにすごく高価(コスト)、採掘できる国との政治的な駆け引きがある(外交)などの理由があります。採掘できる国と使う国との経済格差なども非常に大きな問題です。
ネオジムのつくるネオジム磁石というのは、EVのモーターなどに最適なのです。ほかにも、少ない電力量で機能を発揮することができる元素がレアアースには多くあります。
でも、なかなか手に入らない。では、どうするか。
レアアースを少なくても同じ機能がでる方法を研究する、もしくは、別の元素で同じことができるかどうかを研究する。そして、リサイクルする、だいたいこの3つの方法があり、それぞれで研究が盛んです。
これから脱炭素社会になるほど、こうした「少ない電力量で大きな機能をつくり出せる」元素がますます重要になってくることでしょう。
明日から少し長いお休みの方も、いつも通りのお仕事の方も、どうか、よい週末をお過ごしください。
明日も更新します。明日は「そ」です。では、また。
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