毎度おなじみ、日本一わかりやすい脱炭素用語集しりとりのお時間です。気がついたら50しりとりを超えていました。51回目です。
昨日は「カーボンフットプリント」でしたので、今日は「と」です。ではいきましょう。
電気の話ですね。まずは、ことばの後半、「電気事業者」はわかりますでしょうか。電気を売ることができる事業をおこなえる会社のことです。
特定規模、なにが特定なのでしょうか。これは、小売りの自由化の歴史と関わりがあります。
小売りの自由化は、いまでこそ一般家庭への小売りもできるようになりましたが、最初は段階的に行われたのでした。2000年に、はじめて電力小売業がだれでもできるようになったとき、2,000kW以上という、工場やビルなど向けの高い電圧(特別高圧)しか参入できませんでした。
その後、2004年に契約電力500kW以上、05年に50kW以上の高圧が可能になりました。そして、2016年に、家庭用の電気も小売りできるようになったのです。
なにが特定規模だったのか、そう、電圧の規模ですね。
今ではどんな規模でも小売りができるようになりました。なので、「特定規模」ではありません。特定規模電気事業者、ということばは今ではほぼ使われることはなくなりました。
では、なんというのでしょうか。「小売電気事業者」です。昔からある大手も、昨日参入した新しいところも、「小売電気事業者」になりました。
英語で言うと、「Power Producer and Supplier」、PPSといいます。
昔からある大手電力会社と新規参入組をわけていうときは、新しく参入した会社を指して「新電力」といいます。新電力に対することばで、昔からある大手電力会社を「旧一電(旧・ 一般電気事業者)」といったりもします。
似ているけれど、少しずつ意味が違うことばがこのあたり多いので、ややこしいですね。
PPAというのを以前紹介しました。電力販売契約のことです。今回はPPS。「PPSのPPAがこれから重要になるよね」・・・業界外からはわけがわかりませんね。暗号のようです。「小売電気事業者の電力販売契約がこれから重要になるよね」でいいのですが、長い。ということで、ギョーカイ用語を使いがちなのですが、ひとつひとつ、紹介していきます。
今では使われることが少なくなったとは言え、今回の「特定規模電気事業者」も、まだまだ散見することばです。その時に「ああ、小売電気事業者のことね」と思っていただけると幸いです。心のどっか片隅にでも。
明日は「しゃ」です。「しゃ」でお会いしましょう。では、また。
これまでのしりとり
しりとり
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