こんにちは。毎日毎日、ひとつずつカーボンニュートラル用語を紹介していきます。日本一わかりやすい脱炭素用語集しりとりです。
昨日はウッドチップ。バイオマス発電の木質チップでした。今日は「ぷ」です。さっそくはじめましょう。
英語です。2語に別れています。プラネタリーとバウンダリー。昔の漫才師のようですね。
プラネタリーはなんとなくわかりませんか。プラネット。惑星ですね。この場合、地球です。
バウンダリー、は境界線という意味です。Boundaryですが、実は、Boundariesです。複数あります。
なにが境界線なのか?
地球を維持するために超えてはならない境界線、臨界点のことです。これを超えたら戻れないよ、と。
戻れなかったらどうなるか? 地球は、人間が住むことはできなくなるか、非常に難しくなります。
なんとまあ。
超えてはならない一線を、9つにわけています。「気候変動」「海の酸性化」「オゾンホール」「窒素とリンの循環」「世界の淡水」「土地利用の変化」「生物多様性」「大気エアロゾル」「化学物質による汚染」。
これらをそれぞれに評価し、「もうあかん」「そろそろやばい」などと考えるための、いわばモノサシになるのです。
このプラネタリー・バウンダリー(ズ)は、比較的最近できたものです。論文として、2009年に発表されました。
考えを取りまとめたのは、スウェーデンの環境学者、ヨハン・ロックストロームさんというおじさんと、アメリカ出身でオーストラリア国立大学の科学者、ウィル・ステファンさんというふたりのおじさん、そして多くの環境科学者のチームです。
この考え方は、パリ協定やSDGsの採択に非常に影響を及ぼしました。
パリ協定やSDGsなど、大きな物事の考え方を取りまとめるときは、こうしたモノサシがないと、議論が成り立たないのですね。お気持ちだけで議論はできないですから。
こちらの連載に、もう少し詳しいことが書いてありますので、よろしければごらんください。
一方で、こうしたモノサシがあることで、「まだ大丈夫」という考えを持つことはよろしくない、という科学者もいます。全部に気をつけなくては、あっという間に限界点は超えてしまうよということです。それも一理あります。全部に、気をつけることも、大事ですね。
明日も更新します。明日は「り」ですね。「り」でお会いしましょう。では。
これまでのしりとり
しりとり
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りにゅーあぶるえなじー
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じぞくかのうせい
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いーろんますく
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くらいめいと
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とくべつこうあつ
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つんどら
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らるでれろ
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ろはす
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すいそ
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そーらーしぇありんぐ
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ぐりーんにゅーでぃーる
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るりかけす
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すまーとめーたー
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たいようでんち
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ちちゅうねつりよう
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うみ
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みどりむし
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しーでぃーぴー
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ぴーぴーえー
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えねき
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きたほんれんけい
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いーえすじー
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じーえいちじー
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じおぱーく
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くうきでんち
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ちさんちしょう
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うぃんどふぁーむ
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むうるがい
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いぶき
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きこうしなりお
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おおあめ
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めたんがす
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すてらまっかーとにー
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にほんおろしでんりょくとりひきしょ
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しょうえね
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ねっとぜろ
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ろかぼ
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ぼるけーの
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のっくす
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すまーとしてぃ
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てぃーしーえふでぃー
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でぃすくろーじゃー
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じゃくでんき
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きどるいげんそ
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そうでんもう
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うっどちっぷ
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ぷらねたりーばうんだりー
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