こんにちは。今日もやります。脱炭素関連の用語を毎日紹介するコーナーです。わかりやすく、しりとり形式で紹介していますよ。曜日感覚なくなりますね。
昨日は「そうでんもう(送電網)」でした。今日は「う」はじまりのことばです。では、さっそく。
ウッドチップ、木でできた小さいチップ、ですね。木質チップともいいます。
あの、アウトドアとかで薫製したこと、ありませんか。桜のチップとかで香りづけをする。あれも、チップですね。かたちはああいう感じです。
このウッドチップ、燃やして発電に使うのが、木質バイオマス発電です。バイオマス発電は、動植物からの燃料全般を指すので、木材由来のバイオマスを他とわけて(厳密には)そういいます。
さらに、チップをおがくずなどとさらに加工して燃えやすくすると、木質ペレットという燃料になります。扱いやすくする一手間です。
このウッドチップ、燃やすと、もちろん、熱が出ます。その熱でタービンを回して発電するのです。これが、木質バイオマス発電。
そのまま熱としても利用できます。温泉施設のお湯の温度調節とか。熱を出し、電気をつくり、その電気でお湯を沸かすのであれば、そのままお湯を使えばいいじゃん、ということです。それはそう。
お湯以外の電力にするためには、やっぱりタービンを回します。
このウッドチップ、厳格にいろいろ品質管理がされていて、大事なのは、どれだけ乾燥しているか。そりゃそうですね。燃えやすく、熱を取り出しやすくするのです。
廃材や間伐材、伐採時の枝など、いろいろな理由で使われなくなった木を、最大限うまくエネルギーに変えることができるのが木質バイオマス発電の考え方なのです。
ところで、木を燃やすっていうことは、二酸化炭素をだすってことでしょう? 脱炭素的にどうなの、と思われるかもしれません。
考え方としては、木は(光合成によって)大気中の二酸化炭素を吸収していますよね。それが、燃やすときの二酸化炭素の発生と、吸収した二酸化炭素が相殺されるといういう理屈です。
近年、この考え方に対して、わざわざ森を大きく伐採したり、効率的でないボイラーを使ったりなどという、「いきすぎた」木質バイオマス発電は炭素を相殺できていないという研究も出てきました。木材ができてから燃焼されて二酸化炭素をだすまで(ライフサイクルCO2排出量といいます)を考え、ほんとうに排出量が少ないのか、科学的に検証されることも大事です。
ということで、明日は「ぷ」です。明日も更新しますよ。ではでは。
これまでのしりとり
しりとり
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りにゅーあぶるえなじー
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じぞくかのうせい
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いーろんますく
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くらいめいと
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とくべつこうあつ
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つんどら
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らるでれろ
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ろはす
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すいそ
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そーらーしぇありんぐ
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ぐりーんにゅーでぃーる
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るりかけす
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すまーとめーたー
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たいようでんち
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ちちゅうねつりよう
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うみ
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みどりむし
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しーでぃーぴー
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ぴーぴーえー
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えねき
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すてらまっかーとにー
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にほんおろしでんりょくとりひきしょ
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しょうえね
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ねっとぜろ
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ろかぼ
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ぼるけーの
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のっくす
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すまーとしてぃ
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てぃーしーえふでぃー
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