こんにちは。はじめての方ははじめまして。毎日ひとつずつ、脱炭素関連用語をわかりやすく紹介しています。しりとりもやっています。
昨日は「しゃち」でしたので、今日は「ち」ですね。さっそく参りましょう。
地中海ですね。スペイン、イタリア、モロッコ、シチリア島などの、地中海。ここにも、気候変動の影響が近年顕著で、さまざまな研究がおこなわれています。
たとえば、去年2020年9月に発表された日本の国立環境研究所と東京大学の研究では、直近100年の地球の「乾燥化」は地球温暖化が原因であり、温室効果ガスが影響しているといいます。特に中緯度地域で乾燥がすすむという結果でした。地中海周辺では、1.5℃上昇と2℃上昇では降雨量が変化し、乾燥化がさらに進みます。
また、別の報告書によると、温暖化の影響で地中海地域の農業も変化しており、栽培適地が以前と変わってきているということです。オリーブの収穫が減ってきているという報告や、今までつくれなかった地域でブドウが栽培できたりしているとのこと。
国連環境計画(UNEP)のレポートによると、地中海地域は世界の他の地域の平均よりも気候変動の影響を受けているとのこと。現在の世界の平均気温上昇は産業革命前よりも約1.1℃の上昇ですが(それでもたいへんなのですが)地中海の気温は1.5℃以上の上昇になります。このままでは2050年までに2℃から3℃、2100年には3℃から5℃の気温上昇を予測しています(IPCC)。
地中海は世界の海の面積の1%しかありませんが、海洋生物の割合は18%もあり、非常に豊かな生態系を持っています。気温上昇に伴って海面温度も上昇し、こうした海洋生物にも影響を及ぼしているのです。
地中海は、2017年の地域への入国者数が3億6,000万人。だれもがいきたい観光地でもあります。今回「ち」でうーん何にしようかと悩み、思い浮かんだ地中海ということばを調べるうちに、思ったよりも深刻なことを知ってしまいました。いってみたいな、いったことあるよ、の片隅に、こうした事実も知っておいてほしいなと思った次第です。
明日は「い」ですね。「い」でお会いしましょう。では、また。
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