こんにちは。毎日やっています、脱炭素関連用語の解説、今日もやります。しりとり、ときどききつくなりつつあるかもしれないと思うときもあります・・・どうなんだよ!
しりとりでひとつずつ紹介しているのです。昨日は「マイクログリッド」でした。今日は「ど」始まりのことばです。ではさっそくまいりましょう。
どんぐり、超マイナーなどこかの調査機関の名前、ではありません。あのドングリです。ブナ科の木の実ですね。
今日はどんぐりと気候変動について、おもしろい話を見つけたのでそれを紹介します。
日本の国立研究開発法人、森林総合研究所さんの研究です。ドングリのいっぱいとれる年、少なくしかとれない年っていうのが周期的にあります。豊凶(豊作と凶作)周期といいます。
これを森林総研さんは、毎年ブナ科の木であるミズナラで調べていました。木の下の方に「種子トラップ」という網を張って、調べたんですね。場所は、東北山中です。
その年数、40年。長い。
それをデータにして、昨年発表されました。すると、興味深いことがわかってきました。
そのドングリの豊凶のサイクルが、調査当初は3〜4年周期だったのが、2年周期へと短くなっていったのです。
さらに、その実の数の変化と、開花期(花が咲く時期)と着葉期(葉の茂っている期間)の気温の上昇傾向が対応していることがわかったのです。
気温上昇は0.8℃。受粉成功率があがったり、実が生ることに使われるエネルギー量の増加が豊凶周期に関係しているとのことです。
研究紹介では、「長期的に観測を続けることによって、気候変動などに伴う森林生態系のダイナミックな変化が見えてきました」と書かれています。ダイナミックすぎるだろ、とは思いました。
気候変動の影響がモロに出ていることが、よくわかる興味深い研究です。
こんなにドングリが増えたらドングリインフレになって、森の中のトトロも驚くことでしょう。
しりとりは続きます。明日は「り」です。「り」でお会いしましょう。では、よい一日を!
国立研究開発法人 森林総合研究所「ドングリの結実周期はこの40年で短くなった」2020.3.13を参考にしました。
これまでのしりとり
しりとり
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りにゅーあぶるえなじー(リニューアブルエナジー)
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じぞくかのうせい(持続可能性)
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いーろんますく(イーロン・マスク)
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くらいめいと(Climate)
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とくべつこうあつ(特別高圧)
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つんどら(ツンドラ)
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らるでれろ(ラルデレロ)
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ろはす(ロハス)
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すいそ(水素)
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そーらーしぇありんぐ(ソーラーシェアリング)
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ぐりーんにゅーでぃーる(グリーン・ニューディール)
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るりかけす(ルリカケス)
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すまーとめーたー(スマートメーター)
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たいようでんち(太陽電池)
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ちちゅうねつりよう(地中熱利用)
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うみ(海)
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みどりむし(ミドリムシ)
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しーでぃーぴー(CDP)
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ぴーぴーえー(PPA)
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えねき(エネルギー基本計画)
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きたほんれんけい(北本連系)
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いーえすじー(ESG)
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じーえいちじー(GHG)
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じおぱーく(ジオパーク)
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くうきでんち(空気電池)
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ちさんちしょう(地産地消)
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うぃんどふぁーむ(ウィンドファーム)
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むうるがい(ムール貝)
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いぶき(いぶき)
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きこうしなりお(気候シナリオ)
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おおあめ(大雨)
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めたんがす(メタンガス)
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すてらまっかーとにー(ステラ・マッカートニー)
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にほんおろしでんりょくとりひきしょ(日本卸電力取引所)
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しょうえね(省エネ)
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ねっとぜろ(ネットゼロ)
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ろかぼ(ロカボ)
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ぼるけーの(ボルケーノ)
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のっくす(ノックス)
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すまーとしてぃ(スマートシティ)
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てぃーしーえふでぃー(TCFD)
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でぃすくろーじゃー(ディスクロージャー)
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じゃくでんき(弱電気)
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きどるいげんそ(希土類元素)
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そうでんもう(送電網)
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うっどちっぷ(ウッドチップ)
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ぷらねたりーばうんだりー(プラネタリーバウンダリー)
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りちうむ(リチウム)
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むでんちゅうか(無電柱化)
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かーぼんふっとぷりんと(カーボンフットプリント)
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とくていきぼでんきじぎょうしゃ(特定規模電気事業者)
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しゃち(シャチ)
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ちちゅうかい(地中海)
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いーぴーひゃく(EP100)
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くうこう(空港)
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うぇっとらんど(ウェットランド)
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どうくつ(洞窟)
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つゆ(梅雨)
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ゆーぶい(UV)
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いたりあ(イタリア)
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あいぴーしーしー(IPCC )
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しろくま(シロクマ)
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まいくろぐりっど(マイクログリッド)
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どんぐり(ドングリ)
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