みなさんこんにちは。脱炭素用語解説の時間がやってまいりました。日本一わかりやすく、ゆるく解説することを目指しています。
毎日ひとことずつ、しりとりで紹介しています。昨日は「インターナショナル・エナジー・エージェンシー(IEA)」でしたので、本日、「し」はじまりでまいります。では、さっそくまいりましょう。
なんどかこのサイトでもでてきている単語です。CCS。略語ですね。この業界、略語がホント多いです。
略さずにいうと、「Carbon Capture and Strage」です。カーボン=炭素を、キャプチャ=捕まえて、ストレージ=ため込む、という意味です。日本語ですと、炭素隔離貯蔵、といいます。その後に技術ってつく場合もあります。
ことばは大仰ですけど、考え方は簡単です。火力発電所や鉄鋼所などででる二酸化炭素を回収(つかまえ)て、どこかにため込みましょうという技術や装置、考え方のことです。
まあいうのは簡単ですが、実際にやろうとすると大変なことばかり。
まず、火力発電とかからでるのは二酸化炭素だけではないので、二酸化炭素をほかの気体とどうわけるか。これは透過膜や物理的に吸着させる、液化する、等のやり方があります。どれもまだ研究中です。
よし、二酸化炭素だけわけた。次はどうため込むのか。もちろん、環境に害を与えないように、です。地中や海底に沈める? 海にかえす(海中に溶かす)等も考えられています。どれもまだ研究中です。
そうです。どれもまだ研究中なのです。正確に言うと、実装を、研究中というのでしょうか。それぞれの技術はまああります。しかし、コストを含む、実際に使うことができるかどうかは技術とはまた別です。
できることはできるんだけど、結局二酸化炭素増えちゃった、とか、できることはまあできるんだけど、電気代むっちゃ高くなる・・・これでは「できる」とはいえません。そして、そのハードルはまだまだ高いのです。
このハードルを越える技術を開発するより、省エネしたほうがずっと早く二酸化炭素を減らせるんじゃない? という意見もあります。なぜなら、CCSは火力発電所を使う前提だからです。火力発電所をドースルの問題です。
そこまでを踏まえたうえで、CCSを社会に取り入れることは考えたいですね。
CCSを考えるとロマンチックが止まらなく・・・それはCCBだよ! わかりにくくて申し訳ありません。
しりとりは続きます。明日は「す」です。「す」でお会いしましょう。では、よい一日を。
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