毎度おなじみ、脱炭素の用語解説です。毎日毎日、ひとつずつゆるくやっております。日本一のわかりやすさとゆるさです。気候変動にもっとゆるさを!
しりとり形式でやっています。昨日は「スキー」の用語解説でした。ので、今日は「き」はじまりです。さっそくまいりましょう。
聞いたことある方、あまりないかもしれません。漢字が8文字連続ですからね。では、パリ協定はどうでしょう。そっちは聞いたことあるかもしれませんね。気温上昇を2℃までにするとか1.5℃までにするとかいう、あれです。
そうした協定や条約は、もちろん、批准する国、団体がもとにあります。パリ協定の元をたどっていくと、この気候変動枠組条約にたどり着きます。
ざっくりいうと、気候変動枠組条約とは、地球温暖化を食い止めるため、大気中の温室効果ガスをどうにかしようという国際条約です。
1992年に国連総会で採択され、日本も署名、1993年に日本は批准し、条約の発効は1994年3月です。1992年の国連総会はリオ・デ・ジャネイロで開かれた地球サミット(環境と開発に関する国際連合会議、UNCED)といわれ、この時点で155ヶ国が署名しています。現在は197ヶ国が条約に締約しています。
つまり、国連がありました→国連で環境と開発をどうにかしないといけないということになりました→国際条約として気候変動枠組条約をつくりました→その条約で決めた協定がパリ協定(COP21で採択されました)です、ということになります。
数式にすると
国連>気候変動枠組条約>パリ協定
となります。
パリ協定の前に、もうひとつ法的拘束力のある数値目標が決められていたのを知っていますか。そうです。京都議定書ですね。
でですね、気候変動枠組条約を締約している国が集まって、どうにかこの先のことを考えようぜ、という会議が、気候変動枠組条約締約国会議。漢字増えましたね。略称、COPです。短くなりました。肝心の、「どうにかこの先のことを考えようぜ」の部分は、まだまだ議論が進行中です。
第1回COPは1995年。それからだいたい毎年あって、今年は第26回のCOPがイギリスで開催されます。その詳しい紹介はまた改めて。
気候変動枠組条約と、国連と、パリ協定の関係がわかってもらえるとうれしいです。
何事にもはじまりはあります。今のカーボンニュートラルのはじまりは気候変動枠組条約。そのはじまりは・・・ビッグバン。遡りすぎだよ!
しりとりは明日も続きます。明日は「く」はじまりのことばです。今日もエナシフに来ていただきありがとうございます。では良い一日をお過ごしください。
*EnergyShiftの「パリ協定」関連記事はこちら。
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