うちゅうたいようこうはつでんしすてむ(宇宙太陽光発電システム):日本一わかりやすい脱炭素用語集しりとり | EnergyShift

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うちゅうたいようこうはつでんしすてむ(宇宙太陽光発電システム):日本一わかりやすい脱炭素用語集しりとり

うちゅうたいようこうはつでんしすてむ(宇宙太陽光発電システム):日本一わかりやすい脱炭素用語集しりとり

こんにちは。カボニューしりとりです。昨日改めてしりとりの回数を数えたら93回で、今日が94回目でした。100まであと6!日本一わかりやすく、ゆるく脱炭素の用語を紹介しています。

昨日は「モンスーン気候」でした。しりとり、今日は「う」はじまりです。さっそくまいりましょう。

うちゅうたいようこうはつでんしすてむ(宇宙太陽光発電システム)

もしかしたら、聞いたことがあるかもしれません。SF好きな人(わたしです)であればもっとその確率が上がるでしょう。

宇宙太陽光発電システムとは、その名の通り、宇宙で太陽光発電をしようじゃないか、というものです。それも、その太陽光発電した電力を人工衛星とかISSとか月面基地とか(宇宙兄弟!)に使うのではなく、地上に送ろうというアイデアです。

そんなことができるのか? それが、いまマジで研究が進んでいるのです。

理屈としてはこうです。まず、宇宙空間で巨大な太陽光発電所を作ります。平方キロメートルオーダーです。そこで発電した電力を、マイクロ波、もしくはレーザー波に変換し、地上へ送ります。地上ではその受信機があり(これもまたでかい)、そこでマイクロ波/レーザー波を受け取り、電力に変換するというもの。

すごい!

メリットはいくつもあります。まず、天気の心配がいりません。だって、宇宙空間だもの。地上の受信機を複数作ることで、地域間連系の負担も減ります。そしてもちろん、CO2フリー、二酸化炭素をだしません(ドヤ)!

デメリットもあります。まず、コスト。輸送コストかかります。組立のコスト、かかります。マイクロ波/レーザー波が人体に影響を及ぼすかもしれません(及ぼさない研究もされています)。デブリなど、宇宙空間特有の故障などにすぐに対応できません。。。。

このアイデアは1968年にアメリカの研究者、Peter. Glaserさんが提唱したものです。しかしその前、1940年代にはアイザック・アシモフのSF小説にもでています。アイデアはあったんですが、実現は難しい、SFの話と片づけられてきました。

ところがいまの脱炭素時代、この計画が見直されてきています。アメリカも中国も予算をつけて実験をはじめています。そして日本も。JAXAと経済産業省が予算を取って研究をはじめています。2020年の日本の宇宙基本計画にも「宇宙太陽光発電の研究開発」という項目がちゃんとあります。

日本の計画では21世紀後半での実現を目指しているといいます。けっこうすぐじゃないですか!

いまの研究では、宇宙に大きな太陽光パネルをつくるのではなく、それなりの小さい太陽光パネルをいっぱい作ってネットワーク型にしようとしているのだそう。それって宇宙兄弟・・・(読んでる人にはわかりますよね)。

しりとりは続きます。あしたは「む」です。よい週末をお過ごしください。

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脱炭素関連用語しりとり
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