ちり(チリ):日本一わかりやすい脱炭素用語集しりとり | EnergyShift

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ちり(チリ):日本一わかりやすい脱炭素用語集しりとり

ちり(チリ):日本一わかりやすい脱炭素用語集しりとり

こんにちは。日本一やさしい脱炭素用語の紹介です。ちょっと肌寒い朝ですが、アメリカでは記録的な暑さらしいですね。夏至です。

しりとりで用語紹介をしています。昨日は「無停電電源装置」でした。今日は「ち」はじまりのことばを紹介します。

ちり(チリ)

チリ。南米の国です。南アメリカ大陸の太平洋側に、南北に細長くあります。そのチリは、実はこれからグリーン水素の大きな輸出国になるかもしれません。

現在のチリ国内では、そのエネルギー源の多くはディーゼル、石炭、天然ガスで、輸入に頼っています。そのエネルギー源を見直し、2050年にカーボンニュートラルになるぞ、ということでいま非常に力を入れているのが、再エネです。実際、そのエネルギー源のポートフォリオは変わってきています。

たとえばチリでは、今年の6月、南米初の大規模な太陽熱発電所ができました。700ヘクタール、熱をためるタワーは250メートルの高さ。光を集める鏡は1万600枚。しかも熱をため込むことで、24時間稼働できるといいます。自動車30万台の1年間の二酸化炭素を削減するのと同じらしいです。

このような太陽光発電、風力発電、送電網を急激に進めており、その承認されたプロジェクト数は何百にもなり、すべてでき上がったとすると、現在の(化石燃料を使った)発電能力の20倍の発電ができるといいます。

そんなにつくってどーすんの、と思われるでしょうが、チリが国として狙っているのが、グリーン水素です。水素製造時に水を電気分解してつくる、二酸化炭素を出さないでつくるアレです。

再エネで大量に発電し、余った電力でコストを安くグリーン水素をつくり、どうするのか。チリの地理を思い出してください。太平洋に沿って国がありますよね。そうです。船舶で大量輸送しようとしているのです。

チリの目標はこうです。

・2030年までに世界一安価なグリーン水素を生産する体制を構築
・2040年までに世界トップ3の水素輸出国家になる
・2025年までに水素の電解容量を5ギガワットに増やす

最終的には水素輸出国家を目指そうというもの。しかもすべてグリーン水素にしようというんです。これは、なかなかのエネルギーシフトですよ。

チリはワインでいつもお世話になっています。ワインもCO2フリーでできるようになるのでしょうね。

しりとりは続きます。明日は「り」です。「り」でお会いしましょう。よい一週間でありますように。ではでは。

これまでのしりとり

しりとり

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ちり(チリ)

脱炭素関連用語しりとり
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