こんにちは。脱炭素関連用語しりとりのお時間です。毎日ゆるくやってます。どうぞおつきあいください。
しりとりは112まできました。昨日の「スマートグリッド」に続いて今日の「ど」はじまりのことばは。
前から読んでも道路。後ろから読んでもロード。同じ意味です。閑話休題。
道路で発電する、という実験がいくつかあります。どうするのか、ちょっと興味深かったので、ご紹介。
まずは、道に太陽光パネルを組み込んでしまう方式。太陽光発電舗装、といわれているものです。わかりやすく、道路の路面に太陽光パネルを埋め込むのですね。バッテリーつきです。
実証実験をおこなった建設会社のNIPPOによると、強化ガラスで覆うだけではやはり車などが通るには不向きなことがわかったので、フィルム状の薄膜(うすい)太陽電池と透明プラスチックのやり方を開発。従来の太陽光パネルよりも発電効率は落ちるのですが、道路という特性上、耐久性はぐっとあがったということです。
これは、たとえば道路付近に使われる電力、街頭とかに使われることを想定しています。路面発光もできちゃう。ヨーロッパではすでに試験的に施工されていて、オランダやフランスにあるとのこと。
もうひとつは、振動発電ですね。竹中工務店では車の振動を使って振動発電を行う実証実験をおこなっています。以前、「人力発電のサッカースタジアム」でも紹介された、振動を電力に変えるやつです。サッカースタジアムでは、1歩当たり7W発電するとのこと。昔、東京駅で発電床を改札口に取り付けたという話もありました。今回の道路に導入されるものは車をターゲットにしたもので、より広い範囲の応用が期待できるということです。
また、トルコでは高速道路の中央分離帯に小さな縦置き型風力発電機を設置し、車の風力で発電する実験をおこなっています。アメリカや日本の高速道路にも似たものはありますが、トルコでは地域の温度や湿度、CO2排出量のモニタリングもいっしょにやってしまおうというあわせワザ。1時間に2世帯分の電力が賄えるとか。
こういう道路での発電は、その場で使い、電力網(グリッド)につながないことが多いようです。バス停の小さい太陽光発電とかもそうですよね。その場で使う。そうした細かい電力を細々と再エネに変えるというのも、その量を考えてみればチリツモになるのではないでしょうか。
道路で走るだけでEVが給電できるアイデアとか、自動運転するEVが隊列走行になると電力が共有できるアイデアとか。モビリティ関連のエネルギー関連は、まだまだ面白いものが出てきそうです。あ、スニーカーで発電っていうのもあった。
ということで、明日のしりとりは「ろ」です。季節の変わり目です。お体ご自愛ください。季節の変わり目発電っていうのはどうだ・・・。よい一日を。
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