いんど(インド)毎日連載!日本一わかりやすい脱炭素用語解説しりとり 第116語 | EnergyShift

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いんど(インド)毎日連載!日本一わかりやすい脱炭素用語解説しりとり 第116語

いんど(インド)毎日連載!日本一わかりやすい脱炭素用語解説しりとり 第116語

こんにちは。毎日連載、カボニュー用語解説をやっています。カボニューとはカーボンニュートラルの略です。北尾トロさんが考えました。

しりとりでことばをつないでいます。昨日は「北海」でした。北海道ではなく、ヨーロッパの方です。今日は「い」はじまり。

いんど(インド)

国名シリーズ、インドです。国名シリーズは「い」が多い気がする。イタリア、イギリス・・・決してネタ切れではありません。

インドは非常に興味深い国です。興味深くない国などあるのでしょうか。でもその中でも面白い国です。

インドは人口は中国とだいたい同じくらい、中国14.5億人に対してインド13.4億人。でも電力消費量でみると、中国6,833TWhに対して、インドは1,309TWhと非常に少ないです。日本は1,012TWhです(すべて2018、IEA)。

そのインドもいま、再生可能エネルギーを大幅に増やそうとしています。2020年度に139GWだった再エネ発電設備容量を、2022年には175GW、2030年までに450GW(水力を含めると510GW)まで増やそうというのです。およそ3.3倍!現在の国策で、太陽光発電を増やすことと、その国産化に力を入れています。

インドの電源構成(発電量ベース)を見ると、その7割以上が石炭火力で、太陽光は4.4%しかありません(2020年)。それをぐあーーっとあげていこうというのですから、かなりたいへんです。

インドの電力には小売と送配電の問題もあります。州政府傘下のDISCOMという企業が独占運営されてきましたが、非常に事業効率が悪く、多額の赤字を抱え、破産寸前です。小売、送配電のインフラがしっかりしていないと、電源だけ増やしてもうまくいきわたらないという問題があります。

一方で、インドはまだまだ経済成長しています。それが電力量の増加にも比例しているのですが、温室効果ガスも増加している国です。2019年のCO2排出量は21.7億トンで、世界第3位(日本はロシアの次、第5位で11.5億トン)。

インドでは、大気汚染問題も深刻で、世界の大気汚染上位30都市のうち、22都市がインドにあるといわれています。自動車の排気ガスと、そう、石炭火力発電によるもの。なので、国策として石炭火力発電を減らす狙いもそこにあるといえます。

気候変動の影響も受けており、2019年には気温が50度を記録、モンスーン(季節風)による雨の量が予想を超えて加速しており、大雨洪水の影響が都市部だけでなくGDPの2割を占める農業にも影響を与えています。

2021年2月には、インドのヒマラヤ山脈の氷河で雪崩が発生し、土石流となり200人以上の犠牲者もでました。この雪崩も温暖化によるものという論文があります。

インドは急速に脱炭素を進めないといけない理由は、自国の気候変動による災害問題に直結しているのです。

インドの送配電についてすこしお話しました。インドでは送配電ロスが大問題で、28%に及びます。日本では4.7%、中国では7%。その理由について、非常に面白いドキュメンタリー映画があります。街角の盗電師という映画で、気になる方はぜひごらんください。盗電することだけが悪いのではなく、インドの電力について、構造的な問題がわかります。日本でもネットで見ることができます。

しりとりは続きます。明日は「ど」。よい日曜日をお過ごしください。

 

ひとつまえのしりとり(北海)

 

これまでのしりとり

しりとり

りにゅーあぶるえなじー(リニューアブルエナジー)

じぞくかのうせい(持続可能性)

いーろんますく(イーロン・マスク)

くらいめいと(Climate)

とくべつこうあつ(特別高圧)

つんどら(ツンドラ)

らるでれろ(ラルデレロ)

ろはす(ロハス)

すいそ(水素)

そーらーしぇありんぐ(ソーラーシェアリング)

ぐりーんにゅーでぃーる(グリーン・ニューディール)

るりかけす(ルリカケス)

すまーとめーたー(スマートメーター)

たいようでんち(太陽電池)

ちちゅうねつりよう(地中熱利用)

うみ(海)

みどりむし(ミドリムシ)

しーでぃーぴー(CDP)

ぴーぴーえー(PPA)

えねき(エネルギー基本計画)

きたほんれんけい(北本連系)

いーえすじー(ESG)

じーえいちじー(GHG)

じおぱーく(ジオパーク)

くうきでんち(空気電池)

ちさんちしょう(地産地消)

うぃんどふぁーむ(ウィンドファーム)

むうるがい(ムール貝)

いぶき(いぶき)

きこうしなりお(気候シナリオ)

おおあめ(大雨)

めたんがす(メタンガス)

すてらまっかーとにー(ステラ・マッカートニー)

にほんおろしでんりょくとりひきしょ(日本卸電力取引所)

しょうえね(省エネ)

ねっとぜろ(ネットゼロ)

ろかぼ(ロカボ)

ぼるけーの(ボルケーノ)

のっくす(ノックス)

すまーとしてぃ(スマートシティ)

てぃーしーえふでぃー(TCFD)

でぃすくろーじゃー(ディスクロージャー)

じゃくでんき(弱電気)

きどるいげんそ(希土類元素)

そうでんもう(送電網)

うっどちっぷ(ウッドチップ)

ぷらねたりーばうんだりー(プラネタリーバウンダリー)

りちうむ(リチウム)

むでんちゅうか(無電柱化)

かーぼんふっとぷりんと(カーボンフットプリント)

とくていきぼでんきじぎょうしゃ(特定規模電気事業者)

しゃち(シャチ)

ちちゅうかい(地中海)

いーぴーひゃく(EP100)

くうこう(空港)

うぇっとらんど(ウェットランド)

どうくつ(洞窟)

つゆ(梅雨)

ゆーぶい(UV)

いたりあ(イタリア)

あいぴーしーしー(IPCC )

しろくま(シロクマ)

まいくろぐりっど(マイクログリッド)

どんぐり(ドングリ)

りとう(離島)

うるぐあい(ウルグアイ)

いぬいっと(イヌイット)

とうやこ(洞爺湖)

こじぇね(コジェネ)

ねったいや(熱帯夜)

やねうえ(屋根上)

えすびーてぃー(SBT)

てぃーしーあーるいー(TCRE)

いんたーなしょなる・えなじー・えーじぇんしー(IEA)

しーしーえす(CCS)

すきー(スキー)

きこうへんどうわくぐみじょうやく(気候変動枠組条約)

くーらー(クーラー)

らにーにゃげんしょう(ラニーニャ現象)

うみがめ(ウミガメ)

めんてなんす(メンテナンス)

すこーぷ(スコープ)

ぷらぐいんはいぶりっど(プラグインハイブリッド)

どいつ(ドイツ)

ついったー(Twitter)

たくそう(託送)

うんゆ(運輸)

ゆねっぷ(UNEP)

ぷらちな(プラチナ)

なんきょく(南極)

くも(雲)

も(藻)

もんすーんきこう(モンスーン気候)

うちゅうたいようこうはつでんしすてむ(宇宙太陽光発電システム)

むていでんでんげんそうち(無停電電源装置)

ちり(チリ)

りお・さみっと(リオ・サミット)

とらっく(トラック)

くじら(クジラ)

らいふ・さいくる・あせすめんと(ライフ・サイクル・アセスメント)

とれーさびりてぃ(トレーサビリティ)

てぃーりーふ(ティーリーフ)

ふらいでーずふぉーふゅーちゃー(フライデーズ・フォー・フューチャー)

ちゃいな(チャイナ)

なさ(NASA)

さーきゅらーえこのみー(サーキュラーエコノミー)

みっく・じゃがー(ミック・ジャガー)

がいぶこすと(外部コスト)

となかい(トナカイ)

いぎりす(イギリス)

すまーとぐりっど(スマートグリッド)

どうろ(道路)

ろさんぜるす(ロサンゼルス)

すまほ(スマホ)

ほっかい(北海)

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