こんにちは。ご機嫌いかがですか。日本一わかりやすい脱炭素用語しりとりのお時間がやって参りました。昭和のテレビ風にはじめてみました。
しりとりで毎日脱炭素用語の解説をやっています。昨日は「ギター」でしたので、今日は「た」。でははじめましょう。
来ました。久々の脱炭素用語ど真ん中です。ひとつずつ解説しますね。
タクソノミー(taxonomy)とは、そのことばのもともとといえば、分類学、分類法という意味です。動物とかで、なんとか目なんとか科、とかありますよね。あれと似たものです(動物の場合はClassificationともいいます)。
つまり、しっかりと分類すること。あれとこれをごっちゃにしないこと、ということです。
このことば自体はいろいろ使われています。IT業界ではデータを階層構造で整理したものを指したりします。
では、脱炭素、カボニュー界隈でタクソノミーとはなにか。
脱炭素文脈でも特に、金融・経済活動に用いられています。あまたある金融サービス業、経済活動の中で、これは気候変動対応に合致する、これはしない、という分類をすることです。
議論はEUが先行しています。EUではタクソノミーを考え方ではなく、実際のルールとして、法律としてさまざまな経済活動、金融活動に適用されるものです。すでにタクソノミー規則というものが公布されています。
た・だ・し。その具体的な内容はまだEUの中でも議論が続いています。そりゃそうです。今までそうした分類法はなかったのですから、いちからそれをつくろうとするとそれは時間がかかるでしょう。
こうした分類の定義を明確にすることは、巷でいわれているグリーンウォッシュ(環境にやさしいふりをしている)がうまくできないようにする意味もあります。
EUのタクソノミーには6つの環境目的(気候変動の緩和が目的かどうか、など)と、4つの適合要件(環境目的に実質的に貢献しているか、など)があります。
こうした分類は、これからの企業活動、金融活動における尺度のひとつになっていくでしょう。もちろん、エネルギー関連企業も無関係ではいられません。
より深く知りたい方は、こちらの記事をごらんください。
子どもの頃見た動物図鑑とか、とても面白いものでした。レッサーパンダとジャイアントパンダが同じパンダとはどうしても思えませんでした。どうやら同じネコ目で科が違うようですね。ぶんるい、大事。
しりとりは明日も続きます。明日は「み」。よい一日をお過ごしください。
これまでのしりとり
しりとり
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とくべつこうあつ(特別高圧)
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ぐりーんにゅーでぃーる(グリーン・ニューディール)
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おおあめ(大雨)
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すてらまっかーとにー(ステラ・マッカートニー)
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にほんおろしでんりょくとりひきしょ(日本卸電力取引所)
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しょうえね(省エネ)
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ねっとぜろ(ネットゼロ)
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ろかぼ(ロカボ)
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ぼるけーの(ボルケーノ)
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のっくす(ノックス)
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すまーとしてぃ(スマートシティ)
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てぃーしーえふでぃー(TCFD)
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でぃすくろーじゃー(ディスクロージャー)
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きどるいげんそ(希土類元素)
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うっどちっぷ(ウッドチップ)
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ぷらねたりーばうんだりー(プラネタリーバウンダリー)
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